[2008年10月29日 08:24更新]
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(08年10月号掲載)
先月、外来種の毒グモ「セアカゴケグモ」(写真=福岡市HPより)が福岡市東区で相次いで発見された。マスコミも大きく報道、市民に注意を呼び掛けたため、ご記憶の方も多いことだろう。
ところが、人工島(同区)のこども病院移転予定地そばの公園で発見されたことについては、市当局が情報を意図的に隠すなどしていたことが明らかになった。この時期、病院移転をめぐる議会審議がクライマックスを迎えていただけに、イメージダウンを恐れたとみられる。
一方、移転問題に関する一部民放の報道を市幹部が「偏向報道だ」と批判しているとの情報が。こうした市の姿勢・体質こそが、移転問題の本質を浮き彫りにしているというほかない。
セアカゴケグモは東南アジアやオーストラリアなどに生息する毒グモの1種。1995年、初めて国内で確認され、福岡市内では1年前、人工島のコンテナターミナルで発見された。
関係者の話を総合すると、今回クモが最初に見付かったのは「みなと100年公園」(香椎浜)。9月10日に2匹が見付かり市は11日、セアカゴケグモと確認。周辺を調査したところ、東区の公園や側溝など計10数カ所で発見、マスコミに広報するとともに市のHPで注意を呼び掛けた。
ところが、こども病院移転予定地に隣接する「アイランドシティ中央公園」について、市当局は極めて不可解な対応を取っていた。
ある市民が同公園でセアカゴケグモを見付けたのは同月15日。当局に通報したのだが、「担当が違う」などとたらい回しにされたという。
16日午後にようやく市が駆除したものの、HPにはしばらくの間、発見場所として同公園を載せていなかった。
そもそも市はクモが発見されてから周辺地域を調査したのだが、アイランド公園に関しては指定管理者の民間造園業者に目視を指示しただけで、市で確認調査をしていなかったという。最初に発見されたコンテナターミナルから近く、真っ先に調べるべき場所のはずなのだが。
また、市はみなと100年公園などではそこを閉鎖するなどして対応したが、アイランド公園では同様の措置を取らなかった。
さらに問題なのは、市が公表しているセアカゴケグモのついての情報である。
(続く)
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