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ギニアビサウからの手紙 第9回 【上】

[2008年10月 1日 10:32更新]

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1998年の内戦で荒れてしまったギニアビサウ。私達が再入国したのは99年の初めでした。ですが、研修センターでの洋裁・識字教室を再開するには翌年まで待たなくてはなりませんでした。2000年6月5日、ノリちゃんと私は雨季に入ったばかりのギニアビサウに入りました。

戦後に建てられた土の家はほとんどが未完成で「このままでは雨と風で崩れてしまう」と皆が心配していました。日干しレンガを積み重ねて柱も立ち、何とか家の形は出来ています。でもトタン屋根がまだないのです。「戦争で家が壊れ、雨でまた家が壊れる」というギニアンの嘆きを聞きながら、悲しい気持ちになりました。

物価は高騰し、給料は安いまま、電気は通じない・・。大統領と将軍が張り合い、まるで大統領が2人いるような状態で、内戦は終結したというのに日本大使館がいまだ「危険度3(5が最も危険)」としているのが分かるような気がしました。

初めにスタッフを決めなければなりません。95年から付き合いのあるミセス・ルルディスに校長先生を頼むことにしました。彼女はだいぶ迷っていましたが、ご主人の口添えで引き受けてくれました。

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識字の先生はミセス・イボーニ、洋裁の先生はトゥーティ、アシスタントはミセス・キンタ。イボーニは内戦後途方に暮れていた私たちを訪問しなぐさめてくれた人だし、トゥーティはセネガルのあの難民キャンプで洋裁の先生をしていた人です。皆、心の絆を結んだ人たちです。

ルルディスは「6月26日に始めよう!」と決断しました。まだミシンもないのに・・。トゥーティがそれに応えて、研修センターの古いミシンを引っ張り出しました。電気が通じないのでネネが懐中電灯で手元を照らします。トゥーティは油を注したりねじを回したりして、結局3台が使えるようになりました。

そして開始予定日の3日前、さらに3台の新しいミシンを獲得! 当時ギニアビサウではミシンがなく(なぜなんでしょう?) 中古品すらなかなか見付からない。ところが1度奨学金を出した学生がどこからか見付け出して来てくれたのです! このニュースにルルディスは飛び上がって喜びました。 

計6台のミシン。これで洋裁教室が始められる!

開校式前日には近所の人たちが研修センターの大掃除をしてくれました。無償のボランティアです。天井のクモの巣まで取ったおかげで、本当にきれいになって再開の日を迎えることができました。

<【下】へ続く>

★ギニアビサウとは?

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