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南西諸島のサトウキビ酢が原料 ダイエット飲料新発売

[2009年10月 9日 12:47更新]

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(09年9月号掲載)

サトウキビを搾る様子鹿児島県・南西諸島で長年愛飲されてきた伝統食材・サトウキビ酢に、肥満や老化を予防する効果があることが、九大関係者らの研究で明らかになった。 

これを受け、鹿児島市の健康飲料製造会社「トーシン」が今秋、このサトウキビ酢を原料とするダイエットドリンクを発売する。同社の鎌田照男社長は「われわれの力で地元の産業発展に貢献したい」と意気込んでいる。
(写真=同社工場の様子) 

 

サトウキビ酢は、サトウキビから黒糖を生産する過程で出る液体に天然水を加えてそのまま置き、自然に発酵させたもの。種子島や奄美地方などの南西諸島ではサトウキビ生産が盛んで、砂糖製造の副産物として4百年以上、庶民に広く親しまれてきた独特の食材・調味料という。 

南西諸島一帯は、長寿国日本の中でも特に長生きのお年寄りが多いことで知られる。ギネスブックで認定された元世界最長寿人物、泉重千代さん(120歳)、本郷かまとさん(116歳)はいずれも鹿児島県・徳之島出身だ。 

こうした長寿地域がサトウキビ酢を常用するエリアと重なることに注目したのが「農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター」の吉元誠氏(当時)。「サトウキビ酢が長寿と関係あるのでは」と基礎実験を行った。

このデータを元にさらに検証を重ね、肥満や老化の予防に効果があることを突き止めたのは、九大医学部専修生、柿野賢一氏らのグループ。「この酢には、普通の穀物酢・米酢と比べてカルシウム、鉄分などのミネラルが豊富に含まれています。これがダイエットや老化防止、健康維持に効果がある要因ですね」(柿野氏)。 

 

健康飲料を発売するトーシンの鎌田社長は鹿児島県・種子島出身で、同社も種子島でスタートしたベンチャー企業。「地元で小規模に生産されてきた酢を何とか全国に広めたい」と、伝統製法を守りつつ大量生産できる設備を07年、同島内に完成させた(写真左)。 

発売する健康飲料は「たねが島の真面目なさとうきび酢(仮称)」。1本50ミリリットル入りで価格は300円前後を予定しており、今秋から全国のスポーツジムなどを中心に販売していくという。 

鎌田社長は「今後はやはり地元で採れる紫イモを使った美容ドリンクなどを発売する予定です。故郷の食材や素材に付加価値を付けて販売することで地元の産業を活性化できれば」。また柿野氏は「地域の伝統的な文化を守りさらに発展させることに、われわれの研究が役立てることは非常に喜ばしい」と話している。

新発売されるダイエット飲料

【問い合わせ先】 トーシン 
フリーダイヤル 0120-058-344

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