100億円企業~社長の失踪 [2014年12月26日18:52更新]

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 大阪の民間調査機関に勤める友人から電話があり、以前に問い合わせていた企業の代表と、暮れも押し詰まった今週初めから連絡が取れず、業界では失踪したのではとの噂でもちきりだ、という情報が飛び込んできた。その企業は数年前まで、150億円内外の年商規模だったが、最近は年々売上が下降線をたどり、前期は100億円前後まで減少、利益は辛うじて黒字を維持している状況で、今年の夏ごろから月末近くになると、決済に関する噂が流れていた。

合成樹脂の製造販売業で50年を超える業績を誇り、全国に販売網を持つ優良企業として、関係者からは認知されていたこともあって、一部では年末だから早めの休暇でプライベートの旅行にでも出かけたのだろうという、観測説も流れていた。

先代は立派な経営者との評判だったが、後継者である現代表に関しては、過去の常識などにはとらわれない、新しい経営感覚の持ち主だとも言われ、評価が二分されていたことも事実。

九州地区の営業責任者にしても、ライバル企業から引き抜いたと言われ、常識外れと非難する声が流れていた。

何らかの事件に巻き込まれたのではという説もあるが、会社内部で何かが起こっていることは間違いないようで、年明け早々にも真相が判明することだろう。