長浜鮮魚市場~市民開放デー [2015年1月10日17:16更新]

 福岡市中央区長浜には日本でも有数の鮮魚市場があり、朝から活気に満ち溢れたエリアで、市民の胃袋を賄っている。

しかし米飯中心からパン食が増え、小骨のある魚の消費量が減るに従い、水揚げされる魚の量も年々減少している。

そうした中、魚の消費を少しでも増やそうと魚市場では、毎月第二土曜日は市民に直接魚を販売するようになって久しい。

最近は包丁の無い家庭も珍しくないため、魚のさばき方教室やマグロの解体ショーなど、多くの市民に参加してもらうため、仲卸組合が中心となっていろいろな企画が実行されている。

魚市場の雰囲気が好きで、市民開放デーには数年前から仲卸のアキラ水産で、魚を売るのを手伝いながら、楽しく遊ばせてもらって4年になる。

今月は時化や休漁日の関係もあり、魚の種類も量も少なく、毎月300箱用意するトロ箱も、100箱と寂しく、また客も少なかった。

客が差し出すお金も1万円札が少なく、価格に対してもひじょうにシビアで財布のひもが固く、景気の悪化が懸念される1日だった。