中央区ベテラン議員の後継者 [2015年4月4日15:29更新]

~次第に知名度が上がる~

 福岡市中央区選出の自民党福岡市議団所属で、9期36年間を勤めた稲員大三郎議員と、7期28年の妹尾俊見議員が今度の選挙には出馬せず、引退した。

稲員大三郎議員の後継者は、実子である稲員稔夫氏が4年前から立候補を想定、秘書として事務所の仕事を手伝っていた経緯もあり、引き継ぎ表明は若干遅れたものの、選挙事務所も順調に活動している。

一方、親子二代に亘る市議だった妹尾俊見氏は、支援者である堤田寛氏を後継者に指名したものの、50年余の長きにわたり妹尾市議に投票してきた地元有権者に取って、堤田寛氏はなじみが薄く、知名度はまだまだ低く懸念されていた。

だが地道な選挙を得意としてきた妹尾俊見市議だけに、派手なイベントを開かず、後継者である堤田寛氏を伴い、地盤とする地区の支援者を、こまめに回ると言うドブ板選挙を続けている。

その結果、ここにきて徐々にではあるが、知名度も上がり他の候補者と肩を並べるほどになってきたが、まだまだ抜きんでるまでには至らず、選挙戦後半に突入した。

ベテラン市議の後継者に指名されただけあり、稲員としお候補と、つつみだ寛候補はともに自民党公認で、自民党県議会議員候補の、たけ康宏候補と連携し、二人三脚で選挙活動の王道を歩いている。