中央区の県議選 [2015年4月7日19:42更新]

福岡市中央区の県議会議員選挙は、定数3議席に対して4名の候補が立候補した少数激戦区だけに、民主党は現職の原中まさし氏を、また公明党も現職の大しろ節子氏をそれぞれ公認し、万全を期している。
だが自民党は先の総選挙で、鬼木誠前県会議員が衆議院へ鞍替えし、補選は行われなかったため、今回は空席で統一選挙を迎えるが、新人候補として自民党重鎮だった山崎拓氏の秘書を、長年に亘って務めていた、たけ康宏氏が早くから出馬の根回しを行い、万全の構えで出馬している。
残る1人は維新の党の公認候補で、北九州市出身で塾の講師である大野よしゆき氏、福岡市における日頃の活動は皆無と言って良いほど無名に近い新人だが、昨年暮れの総選挙で維新の党が比例票として得た1万票前後が、他の候補には脅威となっているようだ。
しかし維新の党は、不祥事を引き起こした女性議員を除名、決して党のイメージは良くないが、残り少ない日数で知名度を上げるのは至難の技であり、今回当選圏内に滑り込むのは非常に難しくなっている。