警察官の何故?~交通安全県民運動を控えて [2015年7月6日10:13更新]

 10日から始まる交通安全県民運動を前にして、福岡県警の現職警部補(49歳)が飲酒運転で逮捕される事件が発生し、県警幹部の記者会見の様子をマスコミが報じていた。
福岡市では市職員の飲酒運転で子どもが亡くなった事故があり、他の県に比べると飲酒運転撲滅運動には特に厳しく取り組んでいる。
今回の事件は本来ならば、取り締まる側の警察官の不祥事だから、県警が組織として厳しく対処するのは当然だが、警察官も家族や自分を大切にして欲しいと思う。
試験を受けて警察官になり、49歳であれば結婚し子供も生まれて成長しており、就職や結婚を控えているはずだ。
隣の芝生は良く見えるもので、奥さんや子どもの事を考えず、知人の女性と酒を飲むな、などと野暮なことは言わないが、毎月数十万円の給与、年二回の賞与、定年で支払われる退職金、更に定年後の年金など、全てを賭けるに値するような女性との飲酒だったのだろうかと、老婆心ながら考えてしまう。
一般のサラリーマンであれば、会社が倒産して路頭に迷う事もあるが、警察官にそうしたケースは皆無、これまでの人生、これからの人生をもう少し大事にして欲しい。
警察官である以上、ただ単に魔が差したでは済まされないのが飲酒運転で、家族や同僚、上司、部下の事などを考える冷静な判断緑を持っていて欲しかった。