政経セミナー開催~空気が読めない国会議員 [2015年7月10日10:44更新]

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 先日福岡市博多区のホテルで、2期目に入った国会議員が行った、会費2万円の政経セミナーに出席したときの感想を述べてみたい。
会場の入り口には金屏風が用意されていたが、主催者である先生が1人で出迎える有様で、後になってから2人になったが、形式にこだわらないようで、和やかに会場に入ることが出来た。
主催者である国会議員は2期目とは言え新人だったが、後見人が立派な人だけに来賓は全国から参加、5人の来賓が手みじかに祝辞を述べて会は進行し、いよいよ主催者である国会議員の先生が登壇した。
真面目な国会議員の先生だけに慣れないのだろう、大学ノートに書いた原稿を持って講演を始めたが、内容はスクリーンを使って医療福祉や年金が主体で、出席者の年齢を考えると大事な議題ではあるが、業種を考えると誰も期待した内容とは縁遠い講演で、参列者の間からは小さなブーイングが起こっていた。
椅子席の講演会とは会場の作りも違い、義理で出席している人が大半で、また話の中身はどれも中途半端で時間だけが過ぎていく状態、関係者が合図を送ったが、おそらく気付かなかったのだろう、話は止まらず、本人の熱意は窺えたものの、失敗といって良いだろう。
帰りのお土産の紙袋の中に、カラー印刷された資料が1枚入っていたが、これも盛りだくさんのデータばかりで、文字が小さく読める状態ではなく、おそらく拡大してまで読む人は無く、大半が捨てられただろうと思う。
最後に登壇した前代議士で後見人は、短い時間だったものの、平和を訴える気持ちが、参加者の中に入ってきたのはさすがだった。