高校野球誕生から100年~8月6日開幕 [2015年8月1日16:48更新]

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2015年第97回全国高等学校野球選手権大会も全国49の代表校が出揃った。
今年は満100周年という記念すべき大会ということもあり、始球式は福岡ソフトバンクホークス球団の王貞治会長が務める。王会長は早稲田実業出身で1年生夏から4季連続で甲子園に出場し2年生の選抜大会で優勝投手に、その年の夏ではノーヒットノーランを達成した。王会長と言えば世界のホームラン王で、強打者のイメージだが、早稲田実業時代はエースピッチャーだった。元プロ野球選手が甲子園で始球式を行うのは大会史上初という事でもあり、大いにファンを沸かせるだろう。
さて、出揃った全国49代表の中で、注目校をあげてみよう。
地元福岡県代表には九州国際大付属高校が勝ち上がり、2年連続の出場となった。昨年は優勝候補にも挙げられていたが初戦敗退という結果に終り、直後から元プロ野球選手の楠城徹新監督のもと猛練習を積み、福岡激戦区を勝ち抜いてきただけに上位進出に期待したい。
第1回大会出場のレジェンド10からは、京都代表鳥羽高校と西東京代表の早稲田実業高校が出場する。
鳥羽高校は第1回大会の優勝校(当時は京都二中)でもあり、一方の早稲田実業は2006年の、駒大苫小牧との決勝戦引き分け再試合以来の優勝を目指す。早稲田実業といえば始球式を務める、王貞治氏をはじめ荒木大輔氏、斎藤佑樹選手などプロで活躍する選手も多く、今年は昨年度ラグビー日本一に輝いたヤマハの清宮監督を父に持つ、スーパー1年生清宮幸太郎選手に注目が集まっている。
今年の春選抜優勝校の福井県代表敦賀気比高校も順当に勝ち上がり、史上8校目の春夏連覇に挑む。また昨年夏の覇者、大阪桐蔭を破り激戦区大阪を勝ち抜いた初出場の大阪偕星学園にも注目したい。
その他にも36回という最多出場を誇る南北海道代表の北海高校、9年連続出場の福島県代表聖光学院、今夏で勇退の渡辺監督率いる横浜高校を破った神奈川代表東海大相模、甲子園の常連である奈良の天理高校、和歌山の智辯和歌山、四国の雄高知代表明徳義塾、平成22年度の優勝校、沖縄代表興南高校にも注目していきたいものだ。
満100年を迎える2015年夏の甲子園大会は、8月3日に組み合わせ抽選会が行われ、8月6日開会式、そして8月20日決勝戦というスケジュールだ。
深紅の優勝旗をどの高校が手にするか、今年も熱い闘いが期待出来そうだ。