粕屋市を目指す! [2015年8月27日17:20更新]

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 福岡市に隣接する粕屋郡には、宇美町、志免町、須惠町、粕屋町、篠栗町、久山町、そして新宮町の7つの町があり、昔から3町合併や6町合併など、いろいろな合従連衡の噂はあったが、未だに7つの町のままで合併は行われていない。
その様な7つの町の中で、1万8802世帯、人口4万5524人の粕屋町は、7月だけで人口が103人増えており注目を集めている。
粕屋町は福岡市に隣接しベッドタウンではあるものの、大きな工場や有名な観光地があるわけではなく、大濠大池や白水大池とともに、筑前三大池の一角を占める、駕与丁大池を整備した公園があるぐらいだ。
しかしこの小さな町には、JR福北ゆたか線とJR香椎線の2本の鉄道が通い6つの小さな駅があり、九州自動車道福岡インターチェンジも北東部に位置しているため、九州各地へ流通の戦略拠点としても良く知られている。
また町内は平地が多く開発が容易で、土地の価格も次第に値上がりはしているが、他の地区からの転入者も若い夫婦が多いことから出生率には目を見張るものがあり、行政も子育ての環境に配慮しているのも事実だ。
市への昇格条件である人口5万人には、残り5000人に迫っており、町役場も単独での市を目指してプロジェクトチームを組織しているようで、職員には活気があふれている。
議会は現在別件で揉めているようだが、直に己の不徳に気づき、事なきを得て円満に納まるだろう。