新しい犯罪 [2015年9月26日15:34更新]

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 数年の間に社会の構造が複雑化し、医療の現場でも訪問看護と呼ばれる、看護と介護を合体させた、新しいビジネスが誕生して、看護師の業界も人手不足から、売り手市場が罷り通っている。
そんな業界を逆手に取った、犯罪にも思われるような、新しいビジネスが横行し医療や福祉関係者が頭を痛めており、福岡県内では実際に事件が数件起きている。
看護師を募集して面接などを済ませ、正社員としての雇用契約を結び、シフトの中に組み入れて出勤してくるのを待っているが、何らかの理由を付けては出勤して来ない。
数回続いたため解雇の連絡をすると、解雇は承知するものの、雇用契約を楯にして、一般の常識では考えられない、解雇予告手当を含む賃金を要求する、不良看護師グループが誕生している様だ。
グループの裏には雇用関係の法律に精通した、悪徳社会保険労務士、もしくは除名処分を受けた弁護士などの、ワルが控えているようで、内容証明などを送付してくるから始末に悪い。
裁判沙汰になれば弁護士費用も馬鹿にならず、病院や福祉事業経営の信用に繋がるところから、泣く泣く支払った事業所が数ヶ所あるように聞く。
監督官庁も弱者救済の立場から、被雇用者を守り、事業所に厳しいのを逆手に取った、新しい犯罪ではないだろうか。
くれぐれも用心する事だ。