何でも有りの直方市長 [2015年12月11日10:17更新]

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福岡県警の幹部だった元警視が、詐欺未遂容疑で逮捕された事件で、直方市長が私選弁護士として、裁判の弁護を引き受けたことが報じられた。
被告は福岡県警で警察官に採用されて巡査からスタート、まず最初の昇任試験を受けて巡査部長となり、さらなる昇任試験を経て警部補、警部と階段を一段ずつ昇った、更にその上の役職が警視の地位で、あと数年もすれば数千万円の退職金が貰える、年齢も57歳である。
本人は犯行を否認しているが、情報を入手する限りでは幼稚な犯罪で、とても現職の警視が犯したとは思えず、今後どの様に展開するのか、非常に興味ある事件だ。
検事出身の直方市長は弁護士の資格を取得しており、元警視が逮捕された時点から弁護を依頼され、「無罪になるそれなりの理由がある」ということで、弁護を引き受けた模様。
市長は特別職で勤務時間の制約は無く、市長としての職務に差し支えがなければ、兼業の職務を引き受けても何ら問題はない。
今年4月、市長選挙に立候補した時に対立候補が無く、無投票で市長に就任しているだけに、現時点では市長の椅子を狙われることは無いと言って良いだろう。
首長職の勤務時間に関して規定は無く、何をしても許されるとは言いながら、本来首長とは突発事故にも対応しなければならず、24時間勤務の年中無休ではなかろうか。
過疎地とは言え、市長としての公務を遂行しながら、片手間で弁護士活動が務まるとは思えず、どの様な信頼から依頼し、また引き受けたのか、人ごとながら心配になって来た。