カレーの店~インド&ジャパン善 [2016年1月9日17:56更新]

福岡市中央区の警固本通り沿いに、カレーの店「インド&ジャパン善」が昨年11月にオープンして3周年を迎えた。

中央区警固周辺は飲食店にとって激戦地といわれており、場合によってはオープンして1ヶ月で店を閉めた例もあるほどで、母と娘の親子で始めたこの店は、店名に「インド&ジャパン」と謳ってある通り、インド人のシェフがいて、ナンを焼く窯タンドールがある。
にも関わらず、ブリのカマや魚の干物をタンドールで焼いて、カウンターに並んでいる焼酎を飲む事も出来る、実にユニークな楽しい店だ。

インド人シェフは実によく働き、見ているだけで気持ちが良く、日本人の料理人よりも実に素直で、若いだけに考え方も柔軟、グローバル化が進んでいる最近の福岡においても、良き手本と言っていいだろう。
ところで1月7日は自宅で「七草粥」を食べて出勤したのだが、昼食を食べに「善」に来店すると、日替定食は「七草カレー」と言われてビックリ、話のタネに早速注文し食べてみたのは言うまでもない。
我が国古来のお正月メニューである七草と、カレーがうまくマッチングした「七草カレー」は、外国人が増えている福岡に、また新しい文化が誕生したようで実に素晴らしい気持ちになり、72歳の残り少ない人生にもまた楽しみが増え、ひょっとしたらもっと長生き出来るかもしれない、ような気がしてきた。