新青果市場のレストラン [2016年3月19日05:53更新]

市内3ヶ所に分散していた青果市場は、アイランドシティに統合されて、新しい建物で営業を開始した。
オープンして1ヶ月が経過したので、ある程度落ち着いただろうと勝手に想像して、新しい市場を見に行った。
広い敷地に立派な建物が完成していたが、毎日利用する青果販売業者は、自分が営業する店舗の位置によっては、仕入れに要する時間が増えたのは間違いないだろう。

また昨年には、高島市長が帰福する際に飛行機から下を見たところ、工事中の新青果市場に隣接する建物が大きくて目立つことから、夜間にライトアップすることを提案したため、その費用が億を超え、業者間でも話題になっていた。
ところで昼の明るい時間帯に行ったのだが、建物と一緒にデザインされた看板の存在価値は、非常に低いように思われる。
一般市民や観光客が訪れ易いように、設計された建物の中には、レストランなども既に営業していたが、まだ客も少なくメニューも数種類で、客よりも従業員の数のほうが多い店もあった。
昼食時間だったので一軒の店に入り定食を注文したが、揃いのユニホームだけは立派だったものの、肝心の料理は過去に食べた中で、最低の部門にランクされるほどの味だった。
長浜魚市場の中にある飲食店には、美味しいこともあって外部から食べに来ている人は多いが、新青果市場の飲食店は交通のアクセスがよくないだけに、不味ければ誰も食べには行かないだろう。
入居テナントは、応募者の中から選定委員が選んだと思うが、書類の審査だけで選んだであろう飲食店舗は、最低の味だった。