訃報記事 [2016年4月5日05:06更新]

タグで検索→ | / /

満開の桜とともに企業は新人社員の入社式が行われる一方、まだ4月になったばかりだが、福岡に所縁のある著名人が相次いで亡くなられ、通夜、葬式、お別れの会と、こればかりは突然の知らせが多く、スケジュールの調整に追われた人も多いことだろう。
既に病気入院中の人などは、訃報を知らされても驚かないが、数日前まで元気の良い姿を見ていた場合などは、予期していなかっただけに、気持ちの整理が出来ずに混乱することもある。
企業の総務や広報担当者は、若い人であれば自分の仕事でありながら、経験不足からミスを犯すことになり兼ねない。
万が一のため「転ばぬ先の杖」の言葉があるように、同じ職場の先輩を誘って時には酒を飲み、社内の人間関係や家族構成など、何でも良いから色々な話を聞いておくことだ。
ところで今回不思議に思ったのは、官僚出身の元西日本シティ銀行頭取の、後藤達太氏が亡くなられた記事で、マスコミ各社がバラバラに記事にしていたことである。
また日本を代表する女性推理作家、夏樹静子氏の訃報記事は西日本新聞の特ダネだったようだ。
最近のマスコミ記者は、発表される記事を無難に書くことが、仕事だと思っている記者が多いようだが、いずれ近い将来に、新聞社の合併ということになれば、そうした考えの記者は生き残っていけないだろう。