こども病院 人工島移転方針を正式発表 福岡市 [2008年7月29日09:31更新]

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福岡市立こども病院(中央区唐人町)福岡市立こども病院(中央区)の移転問題について、市は28日、人工島(同市東区)で整備する方針を正式に発表した。

人工島に決めた理由について、 市は(1)必要な敷地面積を確保できる(2)土地単価が他の候補地に比べ比較的安い(3)福岡都市高速のランプが近い―などとしている。

吉田宏市長は「最善の決定。利便性の充実など積極的に取り組んで行きたい」と述べた。

市は9月議会に土地の取得議案を提出する方針で「8月中に新病院基本構想案をつくり、12月に基本構想を策定したい」としている。



人工島移転をめぐっては、患者家族や市民から批判が噴出。市は今月2回にわたり説明会を開催したが、「なぜ人工島なのか納得できない」「市民の声を聞くというのが吉田市長の公約ではなかったのか」との意見が相次いだ。

17日には吉田市長自らが出席し移転に対する理解を求めたが、患者家族らとのやり取りは平行線のまま。その後説明会は開かれておらず、患者家族、医師ら市民からは批判・不満の声が上がっている。