福岡6区~最新動向 [2016年9月12日09:53更新]

鳩山邦夫元法務相の死去に伴う、福岡6区の補欠選挙が10月23日の投開票予定で、現在4人が立候補の名乗りを上げている。
共産党公認の小林解子氏は既に選挙事務所を開いているものの、野党統一候補が決まれば、立候補を取り止める柔軟性を持って臨んでいる様で、最終的には自民党に公認申請した鳩山二郎氏、自民党福岡県連が公認を決めた蔵内謙氏、そして民進党公認の新井富美子氏の三つ巴の戦いになる可能性が高い。
しかし福岡県連選考委員会で破れた鳩山二郎氏が、自民党本部が行なった3回の世論調査において、県連が公認を決めた蔵内謙氏をいずれも大きく上回り、高い支持率を得ているところから、自民党として公認が決定出来ず、今日に至っている。
蔵内謙氏はいち早く福岡県内を纏め上げ、麻生太郎副総理を選対本部長に迎え選挙態勢は先行しているが、余りにも知名度が低く、一番の欠点は本人に人を引き付ける魅力に乏しく、父親である蔵内勇夫氏に比べると、華が無いことだろう。
一方の鳩山二郎氏は、一族が久留米市で築き上た知名度は抜群で、高い支持率を得ており、また大川市長を先日辞職し背水の陣で選挙に臨む姿勢を明らかにしたことで、支持率は伸びることだろう。
ところで公明党は誰を応援するのか、まだ組織に対して指示は出ておらず、双方の動きを静観しているようだ。