欲が出た? [2016年9月13日10:07更新]

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福岡地区で不動産の動きが活発化して久しく、主に物色しているのはマンション業界とホテル業界と聞いているが、一般の民間企業の経営者の中にも不動産を物色しているところがある。
知人の経営者は、博多区の大手建材メーカーが、閉鎖している旧支店を1億5000万円で売却するとの情報が入ったため下見に行ったところ、仲介に立った不動産業者から売値は2億円だと告げられ、ビックリしたと言う。
だが物件が気に入ったことから、驚きながらも話を前に進め、次の日に建物内部を見るため、鍵の預かりを求めたところ、その返答でさらに驚くことになった。
なんと売却価格が2億円から2億3000万円になったのだ。
これにはさすがの経営者も怒りだし、間髪を入れず建材メーカーに電話を入れ抗議したところ、建材メーカーは売るのを止めると言い出したようで、経営者はあきれてものが言えないと、嘆いていた。
ところで建材メーカーは、なぜコロコロと金額を上げていったのか、ひじょうに気になるところだが、おそらく売却情報を出してすぐに客が付いたため、その速さに驚き欲が出たのかもしれない。
しかしそれにしても、専任された不動産業者の現状分析の甘さが問題で、結果として建材メーカーの信用を貶めたことになった。