行橋市の図書館~54億円? [2017年1月7日09:43更新]

全国的に高齢化と少子化が進んでいる中で、福岡県は幸いにして、福岡都市圏を中心に人口が増えており、市制を目指す那珂川町が新聞紙面をにぎわせたように、県民のムードは明るい。

だが人口増加という点だけに浮かれて、地方自治体がバブル期のように箱物行政を推進するようであれば、そもそも景気が上向いていず、税収増が期待できないだけに、巨額の投下資金と維持費が地方自治体の財政を圧迫するのは確実だろう。

そうした中、人口7万2000人の行橋市で持ち上がったのが、図書館を中心とした複合施設の建設で、予算総額54億円。

行橋市議会議員の半数近い議員が反対し、さらに一世帯当たり16万円もの借金には市民も猛反対し始めているようで、混乱の噂が福岡にまで届いた。