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毎週初めに、福岡地裁で公開されている裁判予定表には、原告と被告の名前は記載されているが、住所や代表者名までは記載されていないため、何でこの会社が、その会社と裁判?、と疑問に思い、資料を見てみると、思い込んでいた会社と同名で、なんだ違った、というケースもたびたびある。
今回のケースはまさにそれ。
売買代金請求事件として、第1回目の公判が開かれたのは、つい先週の1月24日だった。
原告は、福岡地区の管材商社としてトップクラスにランクされる㈱ハヤカワコーポレーション(博多区豊)で、被告は㈱ゼンショー。
そうです、ゼンショーです。
何で?、というのが本当のところ。
管材や住宅設備機器の問屋さんであるハヤカワコーポレーションが、牛丼屋さんと取引するわけが無いではないかと思ったものの、原告は5~6年ほど前に倒産した、確か下関の通販会社に、1億円ほど焦げ付いてビックリしたことがある。
だから、たぶん違うだろうなと思いつつ、ひょっとしたら、店舗新設で厨房設備機器を入れて、工事まで請け負ったのかもしれないな、しかしグループには工事部門の窓口がありそうだがな、と考えながら、昨日、1月30日裁判資料を見に行った。
やっぱり違っておりました。
被告は、粕屋郡粕屋町柚須にあった、太陽光発電システム販売の㈱ゼンショーで、平成27年3月以降、所在不明の様子。
未払額、183万9230円。
だが、1月24日の第1回目の公判に、答弁書を提出せず、出廷もしなかった。
ということは、原告の主張を被告が全面的に認めた、と裁判所は判断し、今日1月31日13時10分から第107号法廷で、判決が言渡される。
当然、原告側の100%勝訴。