来春に向けた議員の先生方の動き [2010年10月26日13:29更新]

タグで検索→ |

noimage

福岡市長選挙まであと3週間足らず。自民党の県議会、市議会議員の先生方は予定候補者のために、報告会をかねた集会を市内各地で開催している。



中味は何らかの名目を付けてチケットを販売する、自分の活動資金を集めるためのパーティーや、支援者の親睦を兼ねたゴルフコンペなど。各自が様々な名目でもって企画しているから面白い。

中には自分の結婚披露を兼ねた集まりもある。最近の景気低迷を反映してか、各事務所とも人を集めるのにあの手この手で苦労しているようだ。

 

会費は若い議員の場合は数千円から、ベテラン国会議員であれば2万円が相場で、会に出席した参加者の数や顔ぶれを見ると主催者の勢力が自ずと判る。先日も党の役員をしている福岡市議の会に顔を出すと、何と筑後地区選出の有力県議が出席しており、来春の知事選に対する布石が連想された。

ベテランと呼ばれる下り坂の先生は、参加者も往年の半分に減少しているケースもあり、来年行なわれる選挙でも苦戦が予想される。一方、若い議員で日頃から地道な活動を行なっている者は、次第に参加者が増えているのが肌で感じられる。

 

こうした会合には案内が来ると出来るだけ顔を出すように心掛けているが、最近頻繁に顔を見るのが地元有力銀行の中で公金を担当する公務部と呼ばれている連中だ。党派を超えてあらゆる所に出席しているようである。

来春に予定される統一選挙では数カ月前までは民主党の躍進が期待されていた。だがここのところ菅内閣の支持率も低下しており、一方で自民は北海道の衆院補選で勝利するなど着々と反撃体制を整えつつあるようである。こういった状況も踏まえ、年度末までに中央で何かが起こり、地方に大きな影響を与えそうな気もする。