早良区県議選・戦い済んで [2019年4月16日06:01更新]

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今回の福岡県内における県議会議員選挙で、一番の激戦選挙区であったのは間違いなく、衆議院議員古賀篤氏の選挙区である福岡3区に含まれている早良区ではなかろうか。

早良区の県議会議員定数は3議席で、立候補したのは無所属の古川忠氏、公明党の新開昌彦氏、自民党の大田満氏の現職3人に加え、今回は立憲民主党から新人の後藤香織氏が立候補、当初から激戦と噂されていた。

当初は公明党の新開昌彦氏が、限られた創価学会の固定票で当選していただけに、選挙戦が激しくなって投票率が上がれば、新開氏が一番危ないと言われていたのも事実。

そこで公明党は全国規模の超・最重点選挙区に早良区を指定、全国からの電話作戦に加え、期日前投票に重点を置いた作戦で、高齢者が棄権せずに投票所へ行けるように、学会員による車での送迎などを実施して、見事なまでの上乗せ票を確保し、当選に導いたと言っても過言では無い。

加えて副総理である麻生太郎氏の我侭と、参議院議員大家敏志氏の忖度に、塚田前国交副大臣の失言というオマケまで付いて露呈したのが加わり、県知事選挙が県議会議員選挙に、大きな影響を与えたのは事実である。

早良区の県議会議員に立候補した4人の候補者の中で、ただ1人自民党公認の武内和久候補を応援した、大田満県議会議員が知事選の煽りを喰って落選した事になる。

この選挙結果の中で今後、問題になって来るのが、自民党の衆議院議員古賀篤氏の行動で、小川洋知事を応援していた古川忠氏の事務所で、万歳をしている姿をテレビが放映して話題になっている。

応援をしていただけに、当然の映像で問題は無いのだが、落選した大田満氏の事務所には、顔も見せず何の挨拶も無かった様で、早良雀の嘆く鳴き声が聞こえてきた