「ボートトピア誘致」で紛糾・ 豊前市議会 ② [2021年3月9日10:06更新]

■ 市長が日本財団に陳情書提出

 

市議会紛糾の取材の中で、ボートピア誘致から突然方針を転換し、後藤元秀市長と爪丸裕和議長が 関係者に対し、非常識かつ非礼な振舞いをしていることが判った。

豊前市では、人口減・少子高齢化に伴う税収減、それに加え、東九州自動車道「椎田南IC~豊前IC間」の開通によるストロー現象により、地元商店が大きな地盤沈下を起こし商業の衰退が進んでいる。
そういった中、売上減に悩む 道の駅「豊前 おこしかけ」に隣接してボートピアを開設すれば、相乗効果で 同市の発展に繋がるという発想が出てくるのは自然な流れだった。

ただ、誘致と言っても相手があること、テーブルに乗せるのも並大抵のことではなかったが、衆議院議員を5期務め 競艇界の育ての親とも言える 平井義一氏(1913年 – 2007年)が、豊前市出身だったことで話が進んだ。
豊前市民の憩いの場「天地山公園」には平井氏の銅像が建っている。
ボートピア建設には、笹川良一氏が創設した公益財団法人日本財団の同意の下、唐津ボートを運営する唐津市が承認し、運営会社が施主となって事業化に向けて動くことになっている。
これらの関係者が「先生の故郷の発展に寄与するなら協力したい」ということで、 「平井氏没後10周年の記念事業」として青写真が描かれたという。

そうした経緯があって、2016年(平成28年)、誘致に前向きだった後藤市長が、日本財団の笹川陽平会長宛に、ボートピア建設の陳情書に「公印」を押印し、提出したというのである。
内容は、「平井義一氏生誕の地に、市議会、郷土を支える諸氏と協議を交え、舟券発売の売場開設を計画した。構想については 近隣や地元から期待と支持が寄せられている。どうか開設推進に向け 力添えをお願いしたい。」というものだった。



ー 続く ー