選挙前に真相解明を・豊前市 [2021年3月22日11:16更新]

平成28年に、(公財)日本財団 笹川会長に送られた陳情書の問題で、3月定例議会閉会後も 議員らが全戸配布の文書で応酬しており、市民に困惑の声が広がっている。

一つここで言えることは、議場で虚偽の発言があったことと、既に使用していない公印の不正使用が判っており、選挙前だからこそ 公の場で真相を解明すべきだったということだ。

現在、一般質問をした議員が「市長公印ではない印鑑を打った疑惑に満ちた文章を掲げて追及し、後藤市長を貶め名誉を傷つけた」として批判を受けている。
しかし、平成28年当時、後藤市長が 舟券売り場の建設誘致に同意した上で陳情書に署名捺印し、公印を職員に押すように指示したことについては、市長が議会で答弁で認めている。

更に市長は、「直近の民意を尊重して同意した」と発言しているので、この時点でボートピア建設3要件のうち、「市長の同意」はあったと見て取れる。
この陳情書が出たことで、ボートピア建設で関係者が動き出したのは事実である。

問題は、議会での発言で、誰が陳情書を作成したかの説明に齟齬が生じている点だ。
鎌田議員が「後藤市長が磯永議長のところに押してくれと持ってきたと聞いている」と発言したのに対し、後藤市長は「当時の磯永議長が 市長室に来て、議会の総意だから同意してくれと言った」と答弁しており、どちらかが嘘をついているということになる。

もう一つの問題は、公印が、正式な市長印ではなく、既に使用されていない収入役印が使用されていた点である。
市役所に確認したところ、「収入役印は廃棄されておらず 市長印と同じケースの中にあるが、区別しているため職員が間違えるはずがない。使われるはずのない収入役印が使用されたことに戸惑っている。」ということだった。

間もなく豊前市長選挙(4月4日告示、11日投開票)が始まるが、選挙前の今だからこそ、議場内での発言の真相、そして 収入役印が押された経緯を明らかにする必要があるのではなかろうか。




■ お詫び

3月15日の記事 『「ボートトピア誘致」で紛糾・ 豊前市議会 ⑤』について、内容の一部に誤りをご指摘頂き、再度取材先に確認したところ不正確な点が認められたため削除致しました。
ご迷惑をお掛けした読者の皆様、ならびに関係各位に深くお詫び申し上げます。