生き抜く為の勉強会 [2012年3月7日10:35更新]

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福岡県民新聞の主催で「第1回生き抜く為の勉強会」と銘打って、労働問題セミナーを開催したところ、30名以上の人が参加して、真剣に講師の話を聞いていた。



最近は無料のセミナーが数多く開催されているが、昔からお稽古事を知人から月謝を払わずに習っている人は、不思議なことに身に付いていない人が多いように見受けられる。

そこであえて会費5000円を徴収し、果たして何人が来てくれるか不安だったが、30人を超える人が参加し最後まで熱心に聞いていたので安心した。

第1部は、企業を取り巻く環境が日増しに厳しくなっており、労使関係のトラブルも想定されるところから、社会保険労務士の永田孝氏に講演をして貰った。

第2部は、労務リスクとハラスメント問題について、エキスパートである特定社会保険労務士福田和子氏に講話をして貰うが、リスクの大きさに多くの人が驚いていた。

2人の講師によれば、労務裁判のほとんどは企業側が敗訴するようで、それを回避するためにも、企業側が事前に押さえておかなければならない項目が数多くあり、中小企業の法に対する甘さを改めて認識させられた。

特に福田和子氏は女性の特定社会保険労務士だけに、パワハラやセクハラの問題について詳しく、女性からの相談事例も多いところから、社内研修で講演をお願いすることで、男性社員の認識が大きく変わることは間違い無い。