OB会 [2012年3月22日10:37更新]

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学校卒業生には同窓会があるように、企業などを定年で退職した人たちを、現役組が今日あるのは先輩のおかげとOB会を組織し、現役がお世話をしている企業は意外に多く、中でも銀行OB会は活発に活動している。 現役時代は中堅幹部になると上を目指して、勤務する金融機関の株式を購入し、将来の役員に備えて準備をする人も多い。

ところが人生はそんなに甘くはなく、特に銀行などでは比較的ポストも少ないため、役員になる前に本体の銀行から系列会社や取引先に出向するケースも多々あり、声には出さないが不満を持っている人も多いように聞いている。

だがOBの中には銀行内部の事情に精通した人物も居て、株主総会などでの発言も的を得ており、経営陣が回答に苦慮するケースも多々あるように聞いたことがある。
そこで事前に、費用は銀行持ちのOB懇親会を開催、根回しを行ったうえで主だったOB幹部の了解を得て、株主総会の出席を依頼するなど、銀行経営陣も気を遣い、お膳立てをする部署があると聞いていた。

肥後銀行の暴露本とも言える、「小説・火ノ国銀行」の第一、第二弾が発表され、主人公の行為が同行OBの知るところとなり、今年4月後半に予定されているOB会を、ボイコットする動きが出始めている。

大半のOBが株主総会に出席する権利を持っているだけに、今年の肥後銀行の株主総会はかなり紛糾する噂が流れ出した。