４月末から始まるＧＷ初日の２９日、薬院、今泉を中心とした飲食店の若い経営者が始めた、第９回「薬院サルー祭り」が行なわれた。３枚綴りのチケットを１枚１０００円で買い、ワイングラスを貰い３軒の参加店を廻れるシステムで、１軒の店でワンドリンクが３００円で飲めるのである。
今回は２９、３０日の連休初日で、参加人数も過去最高の１５００人が参加し、２４店舗が参加した会場界隈は遅くまで大いに賑わった。
参加店では５００円や１０００円で、特別メニューを準備し提供していたが、各店舗で参加者は味見を兼ねて、最低一品程度は注文するために、各店舗とも決して赤字にはなっていない。
店を知ってもらうことを目的に始めたイベントで、スペイン語で乾杯を意味する「サルー」を合言葉に、参加者も気軽に各店舗での雰囲気を楽しんでいた。
店によっては流しのアーチストの演奏や、フラメンコの踊りを楽しんでもらう準備をしていたようで、各店舗とも道路にまで人が溢れ、馴染みの客同士が合流して、次の店に行くなど盛り上がり、所期の目的は徐々に浸透していたのを肌で感じた。
イベント終了翌日には参加店の代表が出席して反省会を行い、５月２７日に行う次回の内容の検討など、実に真面目に取り組んでいたのが祭りの存続と成功している秘訣で、恒例の地域のイベントとして定着してもらいたい。こんな記事も読まれています
