地方議員 [2012年5月23日12:16更新]

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かつて炭鉱華やかりし頃は、福岡県にも多くの労働組合が存在し、労働史上に1ページを記した三池争議などの闘士たちも年をとり、今では老人の語り草になっている。

しかし石炭から石油へとエネルギー革命が起こり、相次ぐ鉱山の閉鎖から山男と呼ばれた労働者は、職を求めて長年住み慣れた地を後にした。

今でも労働組合は各地に存在するが、労働者も生活が豊かになって中産階級意識が強くなり、戦う目標を見失った労働組合は、企業の御用組合と化し、往年の迫力を失っている。

福岡県も昨年の統一選挙で、ただ一人残っていた共産党議員が落選し、県議会の中から共産党が消えた、民主党が政権与党になってはいるが、これも時代の流れだろうか。

県議会議員の中には、福岡での議会活動を理由に地元不在で有権者の声も聞かず、議会の出席率も悪く議場での発言もなく、議員歳費だけを受け取っている議員の噂を聞く。

次の首長選挙に出馬するまでの生活費を稼ぐために、議員になったと地元でも評判になり始めている。

県議会議員は仲間意識が強く、無所属議員だけに党の規則も無用で、実に気ままな生活を送っているようだ。

県議会議員は地元民の声を、県政に反映させる使命があると思うのだが、もう少し県議会議員を有権者として、或いは納税者の義務として、監視する責任を県民は自覚して欲しい。