福岡市・禁酒令 [2012年5月24日10:03更新]

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福岡市職員の飲酒に絡んだ不祥事が相次ぎ、高島市長が遂に外部での飲酒を禁じる発令を行い、様々な波紋を呼んでいる。

昔は一般的に酒の上と言うことで、飲酒による不祥事は比較的大目に見て、大概のことは許されてきた。

しかし福岡市職員が起した飲酒運転による死亡事故以来、飲酒運転を許さない風潮が強くなり、長年に亘って築き上げた地位なども、一瞬のうちに吹っ飛んでしまうから怖い。

長引く景気の低迷で一般の勤労者給与は、実質的にかなり下がっているのに対して、市の職員など公務員は保護されており、市民が羨むのは当然である。

禁酒令が発令される前に起こった、市職員のトラブルをマスコミが報じていたが、内容は実にお粗末。

ある部局では自主的に禁酒期間を1ヶ月延長した話が報じられたが、余りに連帯責任を強いたように思えるものの、この程度のレベルの職員に給与を払っていたのが情けなくなってきた。

大阪の橋下市長が刺青を問題にしたので、高島市長も禁酒令で対抗したように思え、余りにも程度の低い話である。

昔は、酒は飲んでも飲まれるなと上司や先輩が酒の飲み方を教えたが、今は友達同士での飲酒が主であり、誰も教えず不心得な職員が出てくる。

体調不良を理由に早退しての飲酒などもっての外で、即刻解雇を宣告し若い新しい職員を採用すれば、職員も少しは自覚して酒のマナーも良くなるだろう。