第77回山崎拓政経懇話会 [2012年6月22日18:48更新]

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今回も「引退発言」は出なかった。
消費税増税法案を巡って混迷する国会は、21日の閉会を大幅に延長し、野田内閣は延命策を模索している。
そうした状況下の6月22日正午から、第77回山崎拓政経懇話会が中央区のホテルで、講師に政治評論家の田原総一郎氏を招き、会費2万円で開催された。



山崎拓事務所が行なう行事では、これまで西村所長が出迎えていたが、前回に続き今回も同所長の姿は見えず、受付の女性たちも他地区の市議会議員事務所のようで、福岡2区関係者の姿は見ることはなかった。

会の進行は秘書OBが行なったが、雰囲気を盛り上げたい気持ちとは裏腹に、世話人の挨拶も引退をほのめかす内容で、会場は何かを期待する空気が漂い、マスコミ関係者の数も通常より多いように感じられた。

講師はYKK(山崎拓氏、小泉純一郎氏、加藤紘一氏)の昔話から始まり、山崎拓氏の若かりし頃の話に終始、最後に同氏を持ち上げたものの、どこか違和感の残る講演だった。

最後に山崎拓氏が登壇したが、これまでのような抑揚の無い話し方とは異なり、若さを強調するような話しぶりだったものの、熱弁がかえって空回りしている有様で、終わったときの拍手には義理を感じた。

山崎拓氏は支援者よりも一足早く出口に向かい、大勢のカメラマンを引き連れて、参加者一人一人と握手して見送っていたが、時の流れを痛切に知らされた気持ちで会場を後にした。