「大津いじめ事件」 [2012年7月19日12:54更新]

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昨年10月に中2の少年が自殺した事件が、ここ数日テレビや新聞で連日報じられている。

被害者の父親が地元滋賀県警大津署に、被害届を提出するも受理を拒否されてきた事件が、ここに来て急転直下の進展で県警が動き始めた。

少年犯罪の場合、被害者は全てが晒される一方、加害者の少年は少年法によって保護されてきたが、今回の事件は真実が明らかにされるに連れて、余りにも悪質との判断からか、一部マスコミなどが実名を報じている。

加害者の父兄が地元有力者であった為に、学校や教育委員会を始め関係者の腰は重かったが、亡くなった少年家族の一念で真実への戦いが始まった。

既に加害者の少年たちは、親の働きによって京都市の中学へ転向しているが、受け入れた学校も頭を抱えていることだろう。

加害少年の母親の一人は名前を出されて、中学校の校門前で「自分たちも被害者」というビラを配ったというから親も親で、そんな時に大女優山田五十鈴の死が報じられた。

晩年に出演していた仕事人シリーズは、弱い人間が恨みをはらすために、殺人などを仕事人に依頼するテレビドラマで、かなり長い間放映されていたのを思い出す。

正義の味方である司法の世界も、事件の処理に追われてか冤罪が多発しており、誰も頼ることが出来ない弱者の見方として、現代の仕事人シリーズが復活するのではなかろうか。