柳川市長選は新人が勝利 石田市政に市民は「NO」 [2009年4月13日08:59更新]

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当選後、花束を受け取る金子氏これまで本紙で市政の問題点を再三取り上げてきた柳川市で12日、任期満了に伴う市長選が即日開票され、「何としても柳川を変える」と市政刷新を訴えた新人の元同市職員、金子健次氏(写真)が初当選した。

続投を目指した現職の石田宝蔵氏は敗北した。

金子氏は「当選できたのはみなさんのおかげ。これからは市民の力を借りて柳川を変えていきたい」と語った。



旧大和町町長だった石田氏は05年、1市2町の合併に伴い新市長に初当選。その後、化粧品会社P社工場の跡地の購入をめぐる問題市営駐車場の問題、また地元建設・土木業界との癒着などが次々と指摘され、市議会と激しく対立していた。

今年に入り、反市長派議員の中心人物とされていた田中雅美議長(当時)の暴力事件が発覚し、その場に居合わせた暴力団関係者を狙った発砲事件も発生。石田氏は選挙戦で「(自分が負ければ)前議長のような人物が市政を牛耳ることになる」などと訴えていた。

だが、議会多数派の支援を受け、石田氏に対する批判票を取り込んだ金子氏に及ばなかった。