福岡市嘱託員 [2012年8月2日10:20更新]

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福岡県警はあの手この手を講じて、定年後のOBの就職を斡旋しており、福岡市は県警OBを嘱託員として採用しているが、平成20年で61名、同21年も61名、同22年で60名だった。しかしなぜか高島宗一郎氏が市長に就任するとOBの採用が増えだし、同23年で64名、同24には72名と急増しており、支払う年間報酬は同24年で2億0601万円と、明記された資料がどこからか送られてきた。

各部局に従来から配属していた人数は変わらず、保健福祉局が1名、経済観光文化局が3名、市民局が7名の増員である。

かつて談合華やかなりし頃は、摘発を恐れたゼネコンが情報の収集を目的にOBを使用していたが、福岡市は福岡県警を恐れる何かがあるのだろうか。

県警OBの採用を増やしても、市職員の飲酒運転や刑事事件は減っておらず、むしろ市職員は県警OBを市長のスパイと見ている様子がうかがわれ、ひじょうに仕事がし難いとこぼす職員の声をよく聞く

県警OBを嘱託員として採用すると、1人平均年間286万1375円の報酬で、他の部局で働く嘱託員と比べると低くは無く、むしろ高いのではなかろうか。

一度採用すると翌年からは継続になり、何年か勤務して退職すると、公然と次のOBを送り込むシステムになっており、減らすにはかなりの勇気が必要といわれている。

副市長のポストにも県警OBが就いており、市議会で誰も質問しない、不思議な現象が福岡市役所内にはあるようで、そのうちに県警出身の部長や局長、顧問などが誕生するのではという噂も聞く。

一方、博多座は企画が悪いのか、出演者に顧客を動員する魅力が乏しいのか定かではないが、赤字経営が続いており、市長は派手なパフォーマンスでマスコミに登場するのではなく、地味な分野にも目を向けて貰いたいものだ。