福岡3区に異変 [2012年9月12日11:19更新]

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国会が閉会し永田町は解散総選挙を前提とした、民主、自民両党の代表、総裁選挙に向けて走り出し、その一方で橋下大阪市長率いる「日本維新の会」に大きな注目が集まり、10月の臨時国会冒頭解散を目指して、先生方の動きは一段と激しさを増してきた。前回の総選挙で落選した福岡3区の太田誠一氏は、いち早く「立候補しない」との記者会見を行い、後任の自民党候補者公募を見守りながら、自分の今後進む道を模索していた。

当然太田誠一氏が落選した時点から、後援会の活動は下火となって、校区毎に設立されていた後援会の中には活動を中止したところも現れ、小さな後援会では壊滅状態に陥っていた。

しかし自民党3区で公募した公認候補に、中央官庁出身の古賀篤氏が決定すると、太田誠一氏の動きは一変し、古賀篤氏を伴い選挙区内を廻り始めたから驚きである。

現職時代の太田氏では想像も出来なかった、腰を折っての挨拶に支援者も驚くほどで、各校区にあった太田誠一後援会は、次々に古賀篤後援会に衣替えし復活するだけでなく、以前に増して活発な動きを始めた後援会も出てきたようだ。

これは古賀篤氏の人柄に加え、中央官庁出身らしからぬ、商売人顔負けのコシの低さが多くの支持者を引き付け、加えて一歩下がった太田誠一氏の姿勢が、後援者に好感を与えているもので、支持者の輪も広がり地元対策は順調に進んでいる。

最近は現職の頃より太田誠一氏の人気が上昇しており、引き際の潔さと後進の育成が、大きな要因になってるようだ。