レスリングと柔道 [2013年2月19日11:38更新]

タグで検索→ |

2020年のオリンピック開催を巡って、レスリングや柔道の不祥事でスポーツ界が揺れている。
特に柔道に関しては、過去の栄光を担った選手の不祥事も加わり、連盟幹部は慌てているようだが、もう手遅れと言って良いだろう。これを企業に置き換えて見ると決して他人事ではなく、明日は我が身と真剣に考えないと、企業の存続すら危うくなってくるから、非常に怖いことである。

企業を経営しているとトラブルは付きもので、大小は別にして常にトラブルが起きているのだが、担当者が上手く処理しているから、表面化していないと思ったほうが良いだろう。

小さなトラブルでも、放置していると次第に大きくなり、ついには一人で処理出来なくなるケースもある。

逆に大きなトラブルでも初期の対応がよければ、大事に至らず小さな問題となって解決する場合もあるため、トラブルが起きたときの初期の対応が大事だ。

これまでトラブルの大小に関わらず、素早く対応し何度もピンチを乗り越えてきた経験が言わせた言葉だ。

柔道にしても、もともとは男の世界だけに、女子柔道は後発と高をくくっていた連盟幹部の驕りが、問題を大きくした最大の原因ではないだろうか。

2度目の東京オリンピック開催誘致が、これで失敗に終わりかねず、いまさら柔道連盟幹部全員が辞任しても、解決するような問題ではなくなってきた。