衆院選福岡 民主は擁立の10人全員当選  [2009年8月31日08:42更新]

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当選を決めた稲富修二氏(中央)第45回衆議院総選挙は30日に行われ、民主党は221の選挙区で勝利し、単独過半数(241議席)を大幅に越える308議席を獲得、政権交代を確実にした。自民党は119議席にとどまり、結党以来の大敗となった。 

福岡県では、11選挙区のうち10選挙区で候補者を擁立した民主が、2区の稲富修二氏(写真)をはじめ7選挙区で勝利。麻生総理の地元から立候補した山本剛正氏ら、敗れた3候補も比例九州ブロックで復活し本紙の直前予想通り、10人全員が当選した(改選前3人)。



一方自民は、苦戦が伝えられていた元党副総裁の山崎拓氏(1区)、元農水相の太田誠一氏(3区)といった大物が落選。そんな中、麻生太郎総理(8区)のほか“道路族のドン”古賀誠氏(7区)が辛勝するなど4選挙区を制した。比例単独の山本幸三氏と合わせ、当選は5人(改選前12人)。

比例九州ブロックで4人の当選を目指した公明党は、改選前と同じ3人の当選にとどまった。

県内の投票率は68.77%で、現行の小選挙区制度になって以降、最高となった。 

「民主の風」は九州全域に及んだ。長崎では元防衛相・久間章生氏をはじめ4人全員が落選。「保守王国」鹿児島1区の元法相・保岡興治氏も敗れた。