ランチ・パスポート [2014年4月18日10:57更新]

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福岡市都心部の12時前後は小冊子を片手に、安いランチを楽しむ人が増えている。情報の発信元は、フリーペーパーを発行している「シティ情報ふくおか」が、定価925円で発売している「ランチ・パスポート」、この本に掲載されている飲食店に行き、本を提示すれば700円以上のランチが、500円で食べられるシステムになっているのだ。

この本の第1号には「大名・今泉・天神エリア」、「舞鶴・長浜・大手門エリア」、「薬院・警固・赤坂・平尾エリア」、「渡辺通・西中洲・春吉エリア・高砂・清川・白金エリア」と、中央区を5つのブロックに分け、76の店舗が掲載されていた。

今度発売の第2号には、これまでの中央区5ブロックに、博多駅周辺エリアが新たに加わり、合計89の店舗が掲載された。

一般的にフリーペーパーは記載されている飲食店から、取材費の名目で相応の金額を徴収して、読者には無料で配布する。

ところが「ランチ・パスポート」は、飲食店を無料で掲載するが、飲食店は提供するランチの値引きが求められる。

この本の発売から3ヶ月が値引きの有効期限、発行元の「シティ情報ふくおか」は年4回の発行を予定しているようだ。

本を発行するには経費が必要だが、それを誰が負担するのか、4回程度利用すれば元は取れる仕組みで、皆が得をする新しいシステムを考えたものだ。