山里ひめはる [2014年5月8日22:16更新]

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GWには多くの人が海外や行楽地に出かけるが、福岡市から車を走らせること1時間弱で、うきは市の郊外ひめはる地区の別天地「山里ひめはる」に行くことが出来る。

2年前の集中豪雨で川が氾濫し、今も復旧工事が続けられている同地区は、昔の風景が今でも残っており、輝く新緑の魅力に惹かれて今年も訪れた。

うきは市街から耳納連山に向けて、合所ダムを右側に見ながら走ると、「山里ひめはる」のメンバーである、木工の「ばさら工房」によって作られた、新しい看板が目に入る。

看板から4キロほど行くと、川向こうに古い大きな家、ギャラリーとレストラン・カフェの「ギャラリー安政」が見え、橋を渡って細い道を入って行く。

土蔵のイメージを壊さない程度に改装したギャラリーには、作家の作品が展示してあり、1ヶ月程度で作品が変る。

文字通り安政年間に建てられた家には暖簾がかけられており、中の広い玄関の土間で靴を脱いで上がった、歴史を感じさせる居間や座敷の襖に書かれた文字も見事で、福岡では考えられないスペースは、実にゆったりと食事を楽しめる雰囲気だ。

母屋と廊下で繋がっている別棟で、時間を忘れコーヒーを飲むのも良いだろうし、日頃住んでいるマンションとは異なる広さを実感するのも良いだろう。

地元で採れた野菜が主体の、主人手作りのフランス料理も乙なもので、デザートとコーヒーまで付いて2800円、手頃な料金で食事が出来るのも嬉しい。