サバサンド [2014年5月28日17:00更新]

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魚の宝庫である東シナ海を控え、玄界灘に面した福岡市は魚種に恵まれ、毎日新鮮な魚が入荷しており、長浜にある魚市場は活気に満ちあふれている。
中でも大量に水揚げされるアジやサバは、競争力を付けるため産地ごとにブランド化が進められており、大分県の「関サバ」が有名だが、近年は余りにも高くなり、偽物も出回る始末で、関係者も頭を痛めているが、五島近海や対馬海域で獲れる「旬さば」(ときさば)もうまい。

こうした新鮮で美味しいサバを福岡市民は、ゴマサバやしめサバにしたり、日田地方の名物であるサバ寿司や北九州名物のヌカ床煮などに調理し食している。

また昔ながらの格式ある料亭や、粋な女将がいる小料理屋では、和食の板前が長年の経験で培った調理方法で、美味しい料理を食べさせてくれる。
ただ近年はご飯食が少なくなり、パン食が増えたこともあって、博多の街ではパンにサバをはさんだ「サバサンド」が流行っているようで、これなどは若い人の発想だと思うが、ものは試しで食べてみると、違和感無く美味しく食べられたから不思議で、これぞ博多のご当地バーガーといって良いだろう。