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福岡を代表する地場産業、大川市の家具業界。永年培われたノウハウを活かし、高齢者や障がい者を対象とした「バリアフリー配慮家具」(写真)を製作、売り出そうという取り組みが、現在進められている。 今月20、21日に初のイベント「環境(自立)介護家具シンポジウムin大川」を開催。これまで製作されたイスやベッドなどが展示されるほか、講演や交流会も催される予定。 バリアフリー配慮家具について、提唱者である国際医療福祉大リハビリテーション学部(同市榎津)教授、斉場三十四氏(66)は「歳を取るにつれ身体機能が低下するのは当然のこと。それを少しでも遅らせ、元気な時代をできるだけ長く継続させることが、人生を楽しく過ごすことにつながる。それにはまず身の周りのことは自分でやろう、それを助けるための家具を作ろう。それがこの家具のコンセプト」としている。 シンポジウムは大川市産業会館(同市酒見)で。家具展示などのほか、北欧から招いた専門家による講演も予定している。入場無料。 斉場氏は「日本は今まさに超高齢社会に突入しようとしている。つまり、家具業界にとって新たな大市場が誕生することになるわけで、この新市場をターゲットにすることで地元家具業界の活性化にも貢献したい」と話している。 【シンポジウムに関する問い合わせ先】 大川未来塾・元気再生事業推進委員会 080-6415-6188 大川市インテリア課 0944-87-2101