揺れるみやまスマートエネルギー・8

仮に磯部氏がみやまSEの代表を続けていたとしても、九州電力の積極的なシェア奪還による高圧電力契約の減少は止められなかっただろう。
しかし、取材する中で「新電力に精通した磯部氏なら利益を出すアイデアが湧いて出てくると思う」という磯部氏の手腕を評価する声を聞いた。
市は みやまPHDへの業務委託を今年度末で打ち切る予定で、それは磯部氏との関係が全くなくなることを意味する。
みやまSEが生き残るためには、何らかの形で磯部氏に経営に関わってもらう以外、道はないと思われる。

松嶋市長は、「行政の継続性」を無視し、全国に先駆け創り上げた地域電力の財産価値を見誤り、間違った方針転換をしてしまった。
今からでも遅くない。
みやま市、そして市民のことを思うなら、自らの判断の誤りを認め、間違った方針を撤回し、磯部氏に経営に参画してもらうよう再考すべきではなかろうか。

来期以降の売上の急減が予想される中、今後は生き残りを賭けた営業努力が求められる。
みやまSEが経営危機を乗り切り、再び自治体電力の成功事例として復活することを期待したい。

— 了 —



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揺れるみやまスマートエネルギー・7

企業経営において、売上、最終利益、純資産全てが上伸している中で、方針変更や社長の交替は有り得ないが、その有り得ないことを松嶋市長はやらかしてしまった。

みやまSEは、市長の方針により、社長交替、そして今後は全国展開ではなく、筑後地域を中心に「九州限定」の事業展開を図り、9%程度にとどまっている市内の一般家庭の契約率を2、3年で倍増させていくとした。
新電力の競争が激化する中で、一般家庭の低圧電力の粗利率は10%程度で大きな利益は見込めない中、高圧電力の大口契約を増やしていく必要があるが、最近の電力市場では九州電力が一旦新電力に奪われたシェアを本気になって取り返している状況だ。

実際、みやまSEでは、柳川市役所がみやまSEとの1.5億円の電力供給契約を解消したほか、毎月500kWと想定以上のペースで高圧電力の解約が続いており、今期は7億円以上の売上減を予想しているという。
2期連続で達成した24億円の売上が今期予想では17億円を切る、これは深刻だ。
最終利益で黒字を確保できるというが、来期以降の経営は相当厳しくなることが予想される。
いくら一般家庭の低圧電力の契約が増えても、大口の高圧電力の契約が減れば利益の確保は難しく、赤字を出さないためには人件費の削減、最悪社員の解雇という選択もあるだろう。
いずれにしても、赤字に転落すれば市が税金で補てんするなど財政負担となり、お荷物になる。
そうなると、みやま市民が不幸であり、その責任は誰が取るのだろうか。

— 続く —



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関電の原発マネー

関西電力の幹部らに金品を贈ったとされる高浜町元助役の森山栄治氏は、既に今年3月に亡くなっているが、捜査で公にしたのは検察ではなく国税ということで、司法当局は面子丸潰れの状態になっている。

森山氏から関西電力の幹部には、3億2000万円の金品が贈られていた事を認めてはいるが、幹部らは辞任する意向はないらしい。

第一報では森山氏に入った現金は3億円ということだったが、贈られた金品は3億2000万円、その差額の2000万円を疑問に思っていたが、森山氏が関電の数百億円の工事の仲介をしていたという報道を聞いて合点がいった。

2カ所の原発を持つ九州電力、特に福岡市には本社があるだけに、昔から唐津地方の反社会勢力と結びついているという噂も聞かれていた。

既に、捜査関係者が海砂関係者の内定を行なっているという情報もある。



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誠新産業・人事

九州電力グループの誠新産業㈱(福岡市中央区薬院2-19-28)の定時株主総会が6月19日に開催され、新人事が承認された。

代表取締役社長(営業本部長) 長尾 靖高氏(昇任)
取締役(電力事業部長) 瀬戸口 幸洋氏
取締役(電設事業部長) 園田 和彦氏
取締役(電力営業第1・3部長) 時吉 敏朗氏
取締役(営業企画部長) 谷 陽一郎氏(新任)
取締役(電力営業第2部長) 樋口 和久氏(新任)
取締役(業務管理部長) 広田 弘一氏(新任)
取締役(非常勤)(九州電力㈱上席執行役員) 船越 法克氏(新任)
取締役(非常勤)(東神電気㈱代表取締役) 寺岡 龍彦氏
監査役 中澤 尚文氏(新任)
監査役(非常勤)(九州電力㈱経営監査室長) 小川 裕史氏(新任)

なお、森﨑芳廣氏は同社相談役に就任し、林一城氏は、同社顧問に就任した。



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誠新産業~役員改選

九州電力グループで総合電材商社の誠新産業㈱(福岡市中央区薬院2-19-28)は、先日6月22日開かれた定時株主総会において、下記の通り役員が選任され、就任した。

代表取締役社長 森崎 芳廣
常務取締役 今泉  豊 (営業本部長)
常務取締役 大黒 良明 (営業副本部長兼電力事業部長)
取締役 林  一城 (業務管理部長)
取締役 瀬戸口幸洋 (電力営業部長)
取締役 長尾 靖高 (電設事業部長兼産業機材ソリューション部長)
取締役 小野 利喜 (非常勤・九州電力上席執行役員)
取締役 寺岡 龍彦 (非常勤・東神電気代表取締役社長)
監査役 為田 和美 (非常勤)


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九電アパート~分譲マンションへ

九州電力は福岡市内各地に、九電アパートという名前の家族寮をたくさん所有していたが、かなりの部分を処分し、デベロッパーに売却している。
子会社の九電不動産が特命で購入し、分譲マンションを開発することが多いようだが、地場デベロッパーも入札で取得するケースもある。
南区寺塚2丁目にあった九電アパート№34は、九電不動産が6階建て、34戸の分譲マンションを開発するべく、日建建設が5月に着工する計画で、竣工は来年1月の予定。
隣接する九電アパート№33も、6階建て、35戸の分譲マンションに生まれ変わる予定で、松尾建設が5月着工する。
また中央区地行2丁目の九電アパート№93および、№94は4月半ばから解体工事に取り掛かっており、7月末に完了後、アスミオ.が新築工事に着工するが、戸数や階建てなどはまだ公開されていない。
早良区荒江3丁目の九電アパート№61は、㈱コーセーアールイーが購入し解体中で、7月から新築工事に取り掛かる模様だが、こちらも、まだ戸数や階建てなどは公開されていない。


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九電の株主総会

玄海原発を保有している九州電力の新人事が発表され、表からだけでなく裏から見ると、結構面白い話を聞くことが出来る。

社長を務めた人はトコロテン方式で、会長職に就任するのが世間一般の常識とされていたが、今回は玄海原発に絡み鷹島を巡って、意見の対立が根強く残っていたようだ。 続きを読む