大樹HDと滉王③

政治家とのコネクションから霞が関、民間大手企業まで人脈を拡げ成長を遂げている大樹HD代表の矢島義也氏、想像するに、人心掌握術に長け人間的魅力に溢れた人物、しかも反社の臭いもしない、そういう人物だろう。
そうでなければこれ程多くの政治家や霞が関官僚との関係を構築できるはずがないと思われる。

一方で、矢島氏の政界、霞が関の人脈をあてにして、接近してくる輩が多いのも事実で、金融関連で事件化したケース、監督官庁から処分が下された企業も少なくない。

滉王㈱もその人脈を当てにして、接近した企業の一つである。
滉王の会長は、30年来の付き合いという前民主党衆院議員で本村賢太郎相模原市長の伝手で矢島氏と知り合い、顧問契約を締結したと思われる。

これまで築いた一部大手設計事務所やスーパーゼネコンとのコネに加え、矢島氏の人脈を最大限に活用することで、関東への進出を確固たるものにする思惑があった様だ。
10年足らずの間に政・官・民に人脈を築き急成長と遂げた矢島氏と、同じく人脈を駆使し急成長した滉王会長の軌跡と重なるものがある。

関東で公共事業の一次下請けに入るなど営業も順調だった矢先、今年6月に福岡県警が滉王を「暴力団関係業者に該当する」として自治体に排除要請が出され、8月にはついに倒産に至った。

今も関東での再起を目指しているとの噂もあるが、矢島氏をはじめこれまでの関係者は距離を置くと思われ、滉王会長の次の一手に注目が集まっている。

-了-



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大樹HDと滉王②

大樹ホールディングスの社長、大樹総研の会長を務める矢島義也氏(60)は政界のタニマチと言われ、週刊誌に度々登場する人物だ。

矢島氏は現浜松市長の鈴木康友氏とは旧知の仲、鈴木氏は松下政経塾(1期生)出身で、2000年から民主党で衆院議員を2期務め、2007年から現職(4期目)である。

矢島氏は鈴木氏を通じ、松下政経塾(1期生)出身で当時民主党の野田佳彦氏と知己を得、野田氏が財務大臣、総理大臣を歴任するに連れて財務省はじめ霞が関に人脈を拡げ、また、落選した民主党議員らを系列企業の顧問やフェロー、役員に起用することで、企業の信用を高めていった。

同時に自民党にも接近、大樹総研の催しや機関誌には二階俊博氏や野田聖子氏らが登場、2016年の矢島氏の結婚式には主賓として菅義偉氏がスピーチ、他にも二階氏や現職閣僚、ほか民主党系議員ら約60名が出席したという。

元民主党で希望の党結党メンバーで、居場所の無くなった細野豪志氏と長島昭久氏は、現在二階派に所属しているが、矢島氏の口添えがあったという報道もある。
今回、二階氏が幹事長続投、そして菅氏が総理就任とあって、矢島氏の勢いが更に増すものと思われる。

-続く-



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大樹HDと滉王①

2018年12月の滉王㈱の忘年会は、久留米市内のホテルで300人以上が出席する中、ゲストに演歌歌手の山川豊氏も参加するなど大盛会だったという。

配布されたプログラムが記されたパンフレットを見ると、来賓挨拶には、政界から樽床伸二衆院議員(大阪)と本村賢太郎衆院議員(神奈川)の2名の国会議員の名前があった。
2人は共に元民主党議員、2017年に希望の党公認で当選、その後2018年5月の希望の党解党に伴い無所属となっている。

地元久留米市にも国会議員(自民党)はいるが、参加したのは本人ではなく秘書、わざわざ民主党系の議員が遠方から参加しているのには不思議な気がする。
実は本村氏は学生時代、伯父の本村和喜参院議員の秘書として活動した経験があり、滉王の会長とはその頃知り合って30年来の付き合いということで、滉王の忘年会への参加は毎年恒例のことだった。

2018年の忘年会はそれ以前に比べて最大規模であったが、注目すべき点があった。
それは、プログラムの乾杯に「大樹総研㈱」社長の勝又恒一郎氏、同じく閉会の辞に特別ゲストとして「大樹ホールディングス㈱」会長の矢島義也氏の名前があったことだ。

パンフレットに矢島氏は「滉王㈱顧問」と書かれており、大樹グループは、「政界・官界・民間企業に幅広いネットワークを持ち、一部上場企業から新進気鋭のベンチャー企業まで幅広くコンサルティング事業を行う」と紹介されていた。



-続く-