九大と福工大

最近は人手不足が慢性化し売り手市場であるが、日経新聞が買い手である「企業の人事が見る大学イメージランキング」を発表した。

調査項目は「行動力」「対人力」「知力・学力」「独創性」の4項目で評価、その結果、全国の有名大学を押さえ、九州大学が1位に輝いた。

伊都キャンパスへ移転し設備が新しく、IoTやAIなどの先端技術について学生の利用度が高いことが高得点につながったようだ。

一方で、「採用を増やしたい大学ランキング」では、これも地元、福岡工業大学が1位に選ばれた。

同大学卒業生の入社後の勤務状況が良く、次年も同大学の学生を採用したいという声が多く聞かれ、理事長以下経営陣が長年に亘り努力してきた苦労が報われたようだ。

大学の方針で地域との交流を重視、学内のイベントにも地域住民が積極的に参加、逆に学生も地域行事に参加している。

その結果、卒業生が社会へスムーズに溶け込むことができ、その点が高評価となったようだ。

地元福岡の2大学が、ランキングでそれぞれ全国1位に選ばれたのは、たいへん誇らしいことである。



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福岡工業大学

「継続は力なり」の言葉があるが、何事も長年に亘って続ける事は非常に難しいが、学校経営において細やかな教育理念と目標を設定し運営を続けているのが、福岡市東区にある学校法人福岡工業大学である。

学生に正面から向き合い、更には地域と連携しての学校運営で、少子化の中でも13年間連続で志願者数が増加しており、更には毎年1000人前後の学生が卒業しているが、入学した時からの進路指導も的確で、今春も卒業生の98%の就職が決定し巣立っているようだ。

学校側も常に技術者に人気のある学科を模索し、学科の中で授業内容の変更も行われ、同時に地域との連携を重要視し、学内で開催される文化事業では、地域住民への参加を呼びかけ、その交流を通して学生の人間形成に非常に役立っている様だ。

人工知能(AI)が注目され、将来的には多くの仕事が奪われる時代が来るかもしれないが、やはり最後は人間力が大切で、
教員・職員が一丸となり、全ての学生をわが子の様に思い、サポートする福岡工業大学は、非常に魅力ある大学だろう。



 

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大学の生き残り

国内企業の中では勝ち組負け組みに分かれ、二極化が進んでいるが、日本国内は少子化が一段と進み、特に学校経営において私学の中では勝ち負けではなく、今後は存続と廃止の二者択一を迫られる局面が数年後には訪れるだろう。
九州にも多くの私立幼稚園、小学校、中学校、高等学校があり、中には既に定員を割り込んでいる学校も存在し、私立大学の傘下に入り経営の安定化を図りだした。
九州地区では西南大学、福岡大学、福岡工業大学が、ここ数年の入試志願者が増える状況が続いており、中でも福岡工業大学は今年も卒業生の97%の就職が内定している模様、入試希望者が増えるのは間違いないようである。
西日本の雄と言われている福岡大学も、15年後に創立100年を迎えることで、学校側は張り切っているようだが、拡大路線について一部卒業生の間に不満が蓄積し、爆発しなければ良いとOBの一人として一抹の不安を持つ。



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田中優子法政大学総長・講演 ~ 福岡工業大学・公開講演会

愛読している池波正太郎が愛してやまなかった江戸、最盛期には100万人の人口を擁していた江戸。

その江戸の文学、美術、生活文化を研究し、「江戸の想像力」や「江戸百夢」などの著書でいろいろな文芸賞を受賞した、法政大学総長の田中優子氏が講師として招かれ、「江戸から見る未来 -地域の中の大学と世界の中の大学-」のテーマで、講演会が開かれることを知り、先日8月21日・月曜日に早速、公開講演会を主催した福岡工業大学のFITホールに、聴きにいった。

印象に残ったのが、「伝統を引き継ぐということは、昔のものを今にそのまま伝えるのではなく、変化させていくこと」で、時代の要求に合わせて変えていけば、その中に新しい伝統を見出すことができるかもしれない、と感じたものだ。

世界で最も古い企業は、聖徳太子の時代に四天王寺を建築した金剛組で、通算業歴は1439年。

この宮大工は別格としても、江戸の世から続いている商家は三井、住友、鴻池など枚挙に暇が無いほどで、これらの企業群が今まで生き残ってきたのは、何を変え、何を変えなかったかということも、「江戸から見る未来」のテーマにふさわしい命題になるかなとも考えながら、帰途についた。

久しぶりに考えさせられる、意義深い講演会だったような気がする。



上記写真は福岡工業大学。

私学経営と受験生

少子化が続き、私学の経営が一段と難しくなっているおり、高校や塾などの関係者の中で、福岡工業大学の評価が高まっている。

入学志願者が11年連続で増加しているということがその大きな理由で、高校の進学担当者によれば、大学に入学してからの学生への指導が他の大学に比べるとひじょうに丁寧で懇切だという。

これゆえに受験生の質も年々向上しており、入学してからも自分で考える能力を養っており、就職活動にも影響し、就職率も毎年98%をクリアしている。

それに比べると、今話題の加計学園が運営する3つの大学のうち、平成に入って開校した2つの大学は定員割れが続いている状況で、来年の受験生はさらに減少することが予想され、運営は一段と難しくなるだろう。



上の写真は千葉科学大学マリーナキャンパス。

二兎を追え!

日本列島を寒波が襲った今年も、大学入試センター試験が全国の会場で行なわれ、九州7県では5万6931人が受験したが、神頼みや縁起担ぎは許されても、カンニングは許されるものではなく、今年は過去最多の12名の受験生が全科目無効の処置を受けた。

目指す大学にいきたい気持ちは充分に理解できるが、大学が人生のすべてではないことを認識して、努力することを身に付け、今後に生かして欲しい。

「二兎を追うものは一兎をも得ず」という言葉に対して、逆手に取った「二兎を追え」のユニークな新聞広告を福岡工業大学が先日掲載していたが、今年は発想の転換や改革が求められる年で、これまでの慣習などを打ち破り、新しいものに挑戦することが、成功し生き残る秘訣となるだろう。


 

福岡工業大学

九州一極集中が進む福岡市は人口増加が著しく、神戸を抜いて5位になり、他の都市に比べ若者の比率は高く、福岡には私学の雄として福岡大学があるが、ここ数年子を持つ父兄の間で人気が高くなっているのが、就職率98%を誇る福岡工業大学ではなかろうか。
少子化が叫ばれ始めて久しいが、年々子供が生まれる数は減っており、私学においては定員割れが著しい大学もある中で、毎年入学志願者が増加しているのが福岡工業大学で、その記録は10年続いている。
従来の大学では生き残りが難しいと考えた、理事や教授達が中心となった地道な改革運動は、高校や企業訪問から始まって、そして高校や企業が大学に何を求めているか、ミーティングの中から的確に抽出し、その答を実行した結果と言えるだろう。
近年急速に進むグローバル化に対応すべく、海外の大学との学生交流などにも、積極的に取り組む姿勢が結果に結びつき、課外活動などは高い評価を受け、マスコミにも取り上げられることが多い。
何の記録でもトップを続けることは非常に難しく、有名な国公立とは違い私学では、トップの小さなスキャンダルでも命取りになるケースもあるだけに、志願者数が10年連続続いているということは、大学の理事や教授たちが学生と共に大学運営に真剣に取り組んでいるということが、高く評価された栄誉だ。


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選ばれる大学

~少子化を反映して~

 欧米の大学は入学するのはた易いものの、卒業するのは難しいと言われてきたが、逆に日本では入学することは難しいが、入ってしまえば卒業はた易いと言われ今日に至っている。

しかし最近は少子化を反映して、入学希望者が少なく定員に満たない大学も出始めているため、毎年の受験料が大きな収入源になっている私立大学への影響は大きいが、過去10年の間、毎年受験生が増え続けている大学が福岡市にあり、取材すると大学の姿勢が見えて来た。

大学のトップを始め、学生と普段から接している職員が、日常の生活で学生とコミュニケーションを重ね、一般社会で通用する人の育成に努めている成果が企業に認められ、就職率の高さに繋がっているようだ。

企業の雇用の形態が変わってきている中で、正社員として入社することを目標に、普段から学生の就職活動を指導しており、それで「面倒見の良い大学」としての評価が高校生や、両親の間で高まり、入学志願者の増加に繋がっているようだ。

これで大学側は収入も増えて、その資金を原資にした学校施設は一段と充実され、プラスの相乗効果が生まれている。 続きを読む