エリート武内和久氏

福岡出身で久留米附設を経て東大を卒業し、厚労相のエリート官僚だった福岡県知事候補の武内和久氏は、厚労省を退職した後、当初は福岡市長候補として福岡市の政策顧問となり、麻生色が強い民放テレビ局KBCのコメンテーターとして、着々と政界への進出を準備していた。
ところが福岡市長高島宗一郎氏が、3期目の挑戦で選挙に立候補した為に、副市長としてポストを窺っていたら、突然福岡県知事候補者に担ぎ上げられ、急遽進路を変更し出馬する事態となった。
自民党福岡県連の公募に応募し、エリートだけに選考委員長である参議院議員大家敏志氏の眼鏡に適い、推薦を受けて自民党本部の公認を得て選挙に臨むも、自民党福岡県連の内部分裂から、現時点では優勢とは言い難いのが現状だ。
エリートと呼ばれる中央官庁出身は、早くも先を見越して引く手数多のモテ様で、今回は無理でも3年後の参議院候補として、或いは久留米附設出身だけに、福岡6区の衆議院議員へ出馬との声が、早くも出身OB達から出始めたのに驚くばかりだ。
県知事選挙の投開票まで1ヶ月という中で、これまで数多く選挙に携わって来たが、夢は大きく国政へ羽ばたくチャンスを噂される素晴らしい候補者は初めてだ。



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福岡の気質

福岡は昔から海外との交流が盛んで、「来る者拒まぬ」の気持ちが旺盛な町で、明治以降において北九州は工業、一方で福岡は商業の街として比較されて来た違いがある。
福岡の中でも博多は根っからの商売人が多く、更に祭り好きな気質を象徴したものとして7月に行われる祇園山笠がある。
豊臣秀吉が行った約500年前の町割が、今でも生きているのが祇園山笠で、同時に商売人である町人による、町の自治と生き残る術は強く、福岡人の目利きが今回の福岡県知事選挙で、見事に活かされていると言って良いだろう。
自民党の推薦を受けた武内和久氏は、当初の予定では福岡市長である高島宗一郎氏が、民間人として安倍内閣の大臣に就任した暁には、後任の福岡市長候補になる予定で、厚労省を辞めて福岡に帰ってきたと聞いている。
それが大臣の話が消え宙に浮いた時に、北九州出身の国会議員に唆され、甘言に乗って知事候補に祭り上げられたのが真相のようだ。
既に選挙の勝敗は決まっており、大票田である福岡市民が現職の小川洋知事に傾けば、勝ち馬に乗りたい大勢の福岡県民に伝わり、雪崩現象が必ず起こると予測する人もいる。

IT企業4社が福岡に進出する狙いと戦略

昨年11月8日の博多陥没事故を、僅か1週間で復旧させるという驚異のスピードが、世界の賞賛を集めた福岡市、高島市長は自ら現場の状況と対策をネットやテレビで、連日発信していた。
また先月28日には日本テレビ系、堺正章と上田晋也(くりぃむしちゅー)が司会するバラエティ「世界一受けたい授業」でも、高島市長は講師として登場するなど八面六臂の活躍ぶり。

その高島市長が今度は、IT企業4社が手がける福岡進出の狙いと戦略を紹介する、合同記者会見にゲストとして登場する。

発表するのは、まず自社運営データセンターを活かして、レンタルサーバーやクラウドなどの、インターネットインフラサービスを提供する、東証一部上場のさくらインターネット㈱(大阪市中央区、田中邦裕社長)、モバイルゲームの㈱アカツキ(東京都品川区、塩田元規CEO)、イラスト投稿・交流サイト「pixiv」を軸とした、インターネットサービス運営のピクシブ㈱(東京都渋谷区、伊藤浩樹社長)、そして原始人スタイルの渡辺直美が登場する、スマホ向けフリマアプリ「メルカリ」を企画開発運営している㈱メルカリ(東京都港区、山田進太郎社長)の4社。

これら4社が、新たな事業展開として、福岡に拠点を構え、自社の基盤強化や、学生および起業支援を通じたIT人材育成、アジア展開への足掛かりなど、福岡進出の狙いや今後の戦略を説明する。

そこに、高島市長がゲストとして出席する。

【福岡市における事業展開に関する合同記者発表】
日時:2月14日(火)13時~14時30分 受付開始12時30分
会長:さくらインターネット㈱ 福岡オフィス
読売福岡ビル7階
登壇者:さくらインターネット㈱ 田中邦裕社長
㈱アカツキ     香田哲朗COO
ピクシブ㈱     伊藤浩樹社長
㈱メルカリ     小泉文明取締役
ゲスト:福岡市         高島宗一郎市長


 

三方一両損~博多陥没の場合

名奉行と慕われた大岡越前守に「三方一両損」という逸話があるが、皆さんよくご存知の話しだから詳細は省略。

今回の博多陥没、僅か1週間で道路が復旧したことは世界中で報道され、事故の大きさ以上に賞賛されており、高島市長の株が一段と上がった。

とはいえ、今後問題になってくるのは補償ということになり、事故現場の真前にあり、ニュースでは必ず登場したセブンイレブン博多駅前通店や紙与パーキング、そしてこの立体駐車場に50台余が駐車していたレンタカー会社はもちろん、周辺の企業や店舗などが1週間の休業補償を求めてくるのは必然だ。

今回は高島市長が大岡越前守を演じ、事故責任者の大成建設JV、被害にあった周辺企業や住民、これら三者がお互いに譲り合って補償費の調整を行なえば、うまく行くように思えるのだが。

事故を起したのは確かに大成建設JVだが、短期間での復旧工事で一番点数を稼いだのは高島宗一郎市長で、テレビでの見せ場も多く、福岡市は良い意味で今や世界に名を知られるようになったのだから広告宣伝費と思えば補償費も安く感じられ、一方で師走前の稼ぎ時だった被害者も、希望通りの補償額よりは少なくなったとしても、早く支払われれば気持ちが納まるだろう。

麻生マジック

~不可能を可能にする力~

 福岡県には福岡市と北九州市の2つの政令指定都市があるが、昨年11月の高島宗一郎市長再選と、今年1月の北橋健治市長三選の経緯を考えると、福岡8区選出の麻生副総理の大きな力が働いた形跡がありありと見てとれる。

北橋北九州市長はもともと民主党国会議員だったが、三選を目指した選挙では、自民党単独推薦市長に看板を替え当選した。

高島福岡市長にいたっては、地元市議が見出してきた民放若手社員を、現職市長を破って当選させた力は素晴らしく、さらに与党市議団とギクシャクした関係が続いていたにも関わらず、再選に導いたのはまさに麻生マジックと言って良いだろう。

4月12日投開票の統一地方選挙でも、この麻生副総理の力を利用して当選にあやかろうと、盛んに麻生副総理の名前を連呼し、選挙活動している市議会議員や県議会議員も多い。

特に立候補予定者が開く集会などでは、麻生副総理と呼称せず、副を外して「総理」「総理」と持ち上げており、さらに福岡市内の麻生事務所から、秘書が様々な動きで選挙戦を指揮している様子が聞かれ、早くも当選したような気分で選挙戦を戦っている候補者もいるようだ。

中には某県議会議員候補のように、北橋市長や高島市長を応援弁士に呼んでやると、虎の威を借りて自分の勢力拡大に利用しているような人物もいる。