■ やまやコミュニケーションズ、支払い再延期か?
やまやコミュニケーションズが、昨年2月15日に6億7260万円で契約し、前渡金として1億3452万円が支払われた区画の残金は、昨年8月15日までに残金5億3808万円が支払われ引き渡しとなる予定だったが、今年2月1日までに延期する旨の申し出がされていた。
昨日が期限だったが、入金がなかったことが判った。
町の担当課によると、近いうちに公表するまで詳細は言えないとのことだ。
再び延期か 撤退か、関係者の注目が集まっている。
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篠栗町が平成31年度上期に操業開始の予定で計画が進められている、「篠栗北地区産業団地」、通称「食品産業団地」計画は、当初の予定から若干遅れが出ていたが、9月から造成工事前の樹木伐採工事に取り掛かることになった。
計画では誘致する食品関連企業は6社で、現時点では5社が候補に上がっているものの、まだ契約したわけではない。
というのも、進出企業には造成工事代金を上乗せして売却するわけだが、町は前回述べたように、閉山した旧炭鉱から排出されたボタを撤去するのか、それとも外から搬入した土砂でボタを覆い尽くし、敷地をかさ上げするだけに留めるのか、という基本的な工事内容さえ決まっていない様子が聞かれるほど。
また町は、17万1200㎡にものぼる広大な敷地造成を地元企業1社に発注する計画を変えておらず、工期内に終えることができるのかも懸念されている。
したがって、土地の販売価格は決まっていないというのが正直なところだけに、町は候補企業と話し合いのテーブルにはまだ就けていない。
いずれにしても、篠栗町を上げての大型プロジェクトであるだけに、食品産業団地の早期着工と進出企業の決定で、本格的な稼動が開始されることを期待したいものだ。