行橋市議会・副市長選任議案が否決

7月29日に行橋市で臨時議会が開催され、城戸好光元市議を副市長に選任する議案が否決された。

同議案には市民が注目していたが、7月4日の記事で既報の通り、4月の市議選で再選を果たしたばかりの市長派のベテラン議員を副市長に据え、次点で落選した同じく市長派議員を繰り上げ当選させるという、露骨なお友だち人事案件だった。

採決結果は、賛成9、反対8、白票2、賛成が反対を上回ったものの、 白票は反対票と同様に扱われるため、1票差で否決となった。

市長派議員の中にも、良識のある2名の議員がいたと思われるが、思惑の外れた田中純市長、城戸氏の胸の内はいかほどか。

近いうちに再び同議案の再提出をするのではと予想する声もある。

落選議員を当選させる裏技・行橋市

地方議員の選挙は非情なもので、落選の憂き目にあえば4年間は冷や飯を食うことになる。
しかし、4月12日に施行された行橋市議会議員選挙において3票差で涙を呑んだ現職議員が、市長の温情で思いがけず3ヵ月後に復帰することになりそうだ。

選挙後3ヵ月以内に欠員が出た場合は次点の者が繰り上げ当選となるが、6月26日付で城戸好光議員が(70)辞表を提出したため、欠員が出ることになった。
城戸氏は当選7期の実力者で、議会閉会中の突然の辞職は憶測を呼んでいた。
そして6月30日、田中純市長(73)が空席だった副市長に城戸氏を抜擢する意向を表明したことで関係者に衝撃が走った。
7月半ばに開催される臨時議会に人事案件の議案を提出し、承認を求める予定と思われる。

市長は就任後、それまで1人だった副市長を、主に総務など内政を担当する副市長と、市の構想を推進するために専門性の必要な事業部門を担う副市長(県から出向)との2人体制にするとし、精力的に施策を推進してきた。

しかし、昨年10月、市長は長きに亘り内政を担当した松本英樹副市長を、「市の政策を外部で批判するなど役割を果たしておらず、不満が臨界点に達した」との理由で、2年半の任期を残したところで突然解職、時に独断的とも言われる市長と松本氏との間に、ボタンの掛け違いが生じたことが背景にある様だ。

市長は、繰り上げ当選の期限を意識して副市長の選任を急いだことを公然と語っており、城戸氏を副市長に据えることで藤本氏に救いの手を差し伸べたことになる。
言うまでもなく市議と副市長は役割が全く異なっているが、市議が当選後2ヵ月余で辞任するのは前代未聞、政治を私物化する動きに市民からは批判の声が上がっている。

また、城戸氏は市内で土木工事会社の代表を務め業界に精通しているが、副市長が兼務する工事請負業者選考委員会の委員長に就く可能性も否定できない。
更には、本来の設置目的である総務などの内政担当の任が、行政経験のない同氏に務まるのかという疑問の声もあり、露骨な人事が議会で承認されるのか市民らの関心は高まっている。



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行橋市議会議員選挙の結果

テレビや新聞を見てもコロナ一色で、12日に行われた行橋市議会議員選挙の開票結果も小さく報道されていた。

果物の産地としても有名な行橋市は、北九州市のベッドタウンとして発展し現在は人口7万人を超え市民の気質も温厚、住みやすい街として知られている。

隣接する北九州市と田川市には、反社会勢力の団体が存在し一時は物騒なイメージもあった。

最近は県警の壊滅作戦が功を奏し、組員の数もかなり減ってはいるというが、政治家の中には姿かたちを変えた反社の一部から支援を受けた者が数名混じっていると聞く。



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行橋市議会議員選挙

任期満了に伴う、行橋市議会議員選挙が緊急事態宣言から初の日曜日となった、2020年4月12日に実施された。5日告示に、定数20に対し23人が届出をした。

候補者は集会を自粛し、延期を望む声やこの状況下で行うことへの批判的な声もあったが、投票所での換気やアルコ-ル消毒液の設置など配慮しながら実施され、即日開票の結果当選者の内訳は現職16名新人3名元職1名で、現職1名が落選した。

有権者数は5万9762人投票率は、緊急事態宣言と相次ぐ市内での感染者の影響もあり、過去最低だった前回(2016年)60.77%より15.66%下回る45.11%であった。


    氏 名     年齢    当派    得票数
当 矢野  潤一   52   無新   1998
当 小見  祐治   48   無新   1843
当 工藤  政宏   42   無現   1611
当 井上  倫太郎  35   無現   1459
当 小原  義和   58   公現   1361
当 小堤  千寿   37   無現   1354
当 西岡  淳輔   62   公現   1320
当 沢田  保夫   73   無現   1274
当 二歩  茂則   62   無現   1251
当 城戸  好光   70   無現   1161
当 小坪  慎也   41   無現   1149
当 大池  啓勝   65   無現   1106
当 鳥井田 幸生   51   無現   1060
当 豊瀬  厨    70   無現   1008
当 田中  建一   61   無現    986
当 瓦川  由美   53   無現    983
当 田中  次子   47   共現    974
当 徳永  克子   72   共現    946
当 藤木  巧一   72   無元    865
当 西田  憲司   53   無新    848
  藤本  広美   72   無現    845
  川上  剛一   62   無新    801
  木村  浩司   50   無新    480




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行橋市の図書館~54億円?

全国的に高齢化と少子化が進んでいる中で、福岡県は幸いにして、福岡都市圏を中心に人口が増えており、市制を目指す那珂川町が新聞紙面をにぎわせたように、県民のムードは明るい。

だが人口増加という点だけに浮かれて、地方自治体がバブル期のように箱物行政を推進するようであれば、そもそも景気が上向いていず、税収増が期待できないだけに、巨額の投下資金と維持費が地方自治体の財政を圧迫するのは確実だろう。

そうした中、人口7万2000人の行橋市で持ち上がったのが、図書館を中心とした複合施設の建設で、予算総額54億円。

行橋市議会議員の半数近い議員が反対し、さらに一世帯当たり16万円もの借金には市民も猛反対し始めているようで、混乱の噂が福岡にまで届いた。