あるこ・九州自然歩道の旅

西日本新聞の第1、3水曜日の朝刊に、あるこ・九州自然歩道の旅が連載されているが、これは歩くことを趣味にしていた、福岡大学卒業の福島優君が書いているものだ。
福島君は将来福岡県警に勤めるのを目標に、関東から九州の大学を目指して福岡へ、しかし高校時代から歩いていた経験が、何時しか九州の山の魅力に取り付かれ、よく1人で歩いていたのを知っている。
卒業を控えた1月に福岡から目的地を鹿児島と定め、リュックにテントと寝袋を持って、皆からのカンパ資金を懐に入れて、福岡を元気よく出発したのは4年前だった。
福岡を中心に歩くのを趣味にした、学生生活を送っていたが、現在は渡辺通りで営業している、ラーメン屋台「おかもと」の吉村社長の応援を得て、お土産用ラーメンを販売し、旅行資金の一部として加えたことも、今では楽しい思い出になっている。

ところで趣味とは楽しいものだが、趣味を生かして稼ぐことは並大抵ではなく、多くの人が苦労し投げ出したのを数多く見てきただけに、彼がNPO法人に就職すると聞いた際には、苦い忠告をしたものだが、今では趣味の歩くことが生活の糧になっており、志賀島のボランティア活動も行なって、実に明るい青年に成長した。

福島優君が先日交際していた女性と二人で事務所を訪れ、来年春に結婚しますと嬉しい報告に来てくれ、事務所の中から祝いの言葉と同時に拍手が沸き起こり、舛添都知事のうっとおしい雰囲気が、一瞬で吹き飛んだのは素晴らしかった。


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