福岡名酒場・2

ネットで評判の店を探すのも良いが、コンビニで気軽に買った、907円の「福岡名酒場100」にはまっている。
17年前からアルコールを断っているが、掲載されている店の2割程度は今でも馴染みの店で、たびたび通っているほどだから、その後にどのくらいの新しい店が出来たか想像できないが、100店舗にまでよく絞り込めたものと感心させられた。
福岡市は人口が増えているものの、人の出入りも激しく、常に新しい客を呼び込む新規開拓を怠ると、直ぐに閑古鳥が鳴き始めるから恐ろしい。
福岡市の中でも中央区と博多区は居酒屋の激戦地で、新規開店も多く石の上にも3年の言葉があるが、最近は3ヶ月持たずに閉める店が後を絶たない。
「はしり」や「なごり」の食材を使えば、珍しさで話題にはなるものの高くなるのが欠点、「旬」のものは出盛りだけに、美味しく安価で客に喜ばれるのは当然で、季節の自慢料理があれば更に強くなる。
客が集まり繁盛している店の大将や女将は、人を引き付ける魅力を持っているもので、客に対する気配りや心配りが行き届き、見習うところが多いものだ。


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