天麩羅処ひらお

福岡は新鮮な魚介類が豊富な街だけに、今では博多を代表する一品に、玄海灘で捕れた新鮮な鯖を調理した、「ゴマさば」が一番人気で、揚げ物料理は一歩遅れを取っていると、言って良いのではなかろうか。

しかし最近は店内で座って待つシステムが話題の、「天麩羅処ひらお」が価格も手ごろで、昼食時は食べる時間より待つ時間が長く、それでも食べに行く人が多いのは、何が魅力なのか興味を持って、「ひらお」に未だに時々通っている。

やはり客にとって一番の目玉は、カウンターの上に置いてある、無料で食べられるイカの塩辛で、昨年は原料であるスルメイカが不足し、「ひらお」から消えた時には客が減っていたのは事実だ。

材料の確保が出来たのか、数ヶ月前からイカの塩辛は復活しているが、今月の1日から北海道近海の漁が解禁になっているものの、魚市場の情報ではかなりの不漁となっており、「ひらお」の塩辛が心配になってきた。



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天ぷら ~ 麺処あじ彩

福岡で美味しい天ぷらの店としては「ひらお」や「だるま」が挙げられるが、低価格であるだけに客の回転で稼いでおり、少々高くともゆっくり、また気軽に天ぷらを味わいたいとき、即座に思い浮かぶ店はなかなか少ない。

最近よく利用する店に、ホテルニューオータニ博多地下の「麺処あじ彩」があり、お手ごろの価格で美味しい。

先日訪れると、7月1日から8月31日までの期間、「美味しい旬間・福岡」と題して「宗像のあなごと、うきはのフルーツ」を呼びものとしたイベントをホテル内の飲食店で行なっていた。
そこでメニューの「あなごと蕎麦」を注文して、店長に葡萄の天ぷらを頼んでみた。

すると嫌な顔もせず、気持ちよく青い葡萄を用意して、目の前でサッと揚げてくれた手際のよさ、実に美味しい気持ちと夕飯になったことはいうまでもない。